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【特許分析】家具・インテリア業界の開発職ニーズ:機械、材料、情報、電気、物理系の専攻を中心に家具メーカー4社の出願動向から読み解く

 今回は家具、インテリア業界について取りあげます。

 家具・インテリアは多くの人にとって馴染みのある製品であり、モノづくりの観点では一般的にデザイン性が重視されています。

 一方、どのような技術開発がおこなわれているのか、外部からは見えづらいと言えます。

 これを特許情報からみていきます。

 特許情報は企業の開発情報だと言えます。

 実際にどのような開発がおこなわれたのか特許情報に記載されています。

 今回は、家具・インテリアメーカー4社の特許情報からどのような開発がおこなれてきたのか、また、開発にどのような専門性が求められるのか読み解きました。

 

 結論(概要)は以下の通りです。

家具・インテリア業界の開発に求められる専門性
機械系分野(機械工学、人間工学、生産工学、繊維工学、経営工学、生体工学、繊維工学、生体医工など)
材料系分野(材料工学、材料科学など)
情報系分野(情報科学、データサイエンス、統計学など)
電気系分野(電気電子工学、電子工学など)
物理系分野(応用物理学など)
 ただし、上記専門は企業の一部の特許情報に基づくものであり、全てをあらわすものではありません。また、求められる専門は特許の解釈によって変わってきますので、個々の特許情報をご確認ください。

 

 

1 業界サーチの概要

 特許情報は企業の開発情報だと言えます。

 業界サーチは、業界における主要企業の特許情報から、その業界の企業がどのような開発をおこなってきたのか、客観的な情報を導き出そうとするものです。

 特許分類(後述)からは、その特許に関わる開発の主な技術分野がわかります。

 すなわち、その企業の開発職においてどのような専門性が求められるのか特許情報から推測できます。

 

2 家具・インテリア業界

2.1 家具・インテリア業界とは

 ここでは、家庭やオフィスなどの居住空間・商業空間で使用されるテーブル、椅子、ベッド、収納、照明などを開発、製造、販売する業界を意図します。

 

2.2 サーチ対象

 以下の家具・インテリアメーカー4社を対象にしました。

(1)ニトリ
(2)河淳
(3)フランスベッド
(4)パラマウントベッド

 

 

2.3 使用プラットフォーム

 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat

 

3 サーチ結果

3.1 結果概要

開発イメージは下表のとおりです。 

 

 

モノの開発

サービスの開発

個人向け

着座、寝転がり、テーブル利用など多用途に変形可能な座椅子
回動式フラップデスク
収納時の利便性とクッション性に配慮したこたつふとん
収容物が入った状態でも安定した積み重ねを可能にするワイヤー製バスケット
ペーパーケース
ベッドフレームとボード部材を着脱・ロックできるベッド装置
長手方向に伸縮可能な床板体を有するベッド装置
利用者の腹部圧迫を軽減するベッド装置
ボタンの連続操作で変形や補助動作が可能なベッド装置
保温性を高めた羽毛布団
環境(温度・湿度)に応じてベッドの背角度の動作を制限する睡眠環境制御装置
いびきと寝姿勢を検知して最適な角度を探索・自動制御するベッド制御端末
肘掛けを分離することなく形成できる多領域屈曲型多機能マットレス
など

 

法人向け

コイルスプリングを取り出すことができるマットレス
フィンガージョイントを適用した木製椅子
棚本体から遠ざかる方向に商品を押し出すことが可能な商品押出し陳列棚
物品を商店内で陳列するための陳列具
シートを吊下げることが可能なシート吊下げ具
固定支持部である2本の支柱間に差し渡し状に架設される板状の棚板を支持する棚受け
キャスタの取付位置が変更可能でアダプタ構造により着脱が容易な台車
透過/非透過が自動切替される情報表示部付き側方壁状部材を備えた寝台装置
上下交互に斜め連結した構造を持つエアマットレス
高さを2段階に変更できるパイプ交差構造を持つ脚座
非接触型センサによる特定行動(掻破行動など)判定装置
体動に基づいて記録に適した生体信号・生体情報を自動的に選別・補完する端末装置
在宅患者と施設患者を統合管理するための情報計測・表示システム
など

 

 個人向けか法人向けかは、明細書の記載からは判断が難しい場合があり、分類が適当だとは言えないことがあります。

 

3.2 出願件数の推移

 下図は家具・インテリアメーカー4社の特許出願件数の推移です。

 

 出願年によって、また、企業によって、出願件数が大きく違っています。

 ただし、直近においていずれの企業も一定以上の出願を毎年おこなっており、そのような出願につながる開発がおこなわれていることが推測されます。

 

3.3 開発の活発度

 特許出願件数≒開発の活発度、だと考えるなら、

 パラマウントベッド>フランスベッド≒河淳>ニトリ

だと言えます。

 

3.4 主な開発分野

 各社ごとに特許出願件数が多かった技術分野を以下に示します。

 各社の出願上位3つの技術分野を抽出して並べています(特許出願されていても、その企業の出願件数上位に入っていない技術分野は除外されています)。

 各記号は発明の技術分類をあらわします。

 

 分類参照:FIセクション/広域ファセット選択(特許情報プラットフォーム)

  

 A47B事務用家具などに関連する分類です。
 伸長できるテーブルなどがこれに該当します。
 ニトリ、河淳、フランスベッドがこの分野から多く出願しています。

 

 A47Cいす、ベッドなどに関連する分類です。
 構造を特徴とするいすなどがこれに該当します。
 ニトリ、フランスベッド、パラマウントベッドがこの分野から多く出願しています。
 
 A47F商店などに用いる特殊な家具などに関連する分類です。
 ショーケースなどがこれに該当します。
 河淳がこの分野から多く出願しています。

 

 A47G家庭用具などに関連する分類です。
 ベッドカバーなどがこれに該当します。
 ニトリがこの分野から多く出願しています。
 
 A61B診断などに関連する分類です。
 特定の照明装置などがこれに該当します。
 パラマウントベッドがこの分野から多く出願しています。

 

 A61G病人用の乗りものなどに関連する分類です。
 車椅子などがこれに該当します。
 フランスベッド、パラマウントベッドがこの分野から多く出願しています。
 
 B62B手動推進車両などに関連する分類です。
 ハンドカートなどがこれに該当します。
 河淳がこの分野から多く出願しています。

 

3.5 家具・インテリアメーカー4社の近年の開発トレンドと求められる専門の例

 特許情報の出願年数が新しいほど、その企業の開発実態を反映していると言えます。

 ここ10年のトレンドは以下のとおりです。

 発明の主要な技術分野(筆頭FI)の出願年ごとの出願件数です。

 出願件数が少ない技術分野は除外しています。

 発明の説明は、必ずしも特許請求の範囲を完全に表現したものではありません。

 関連する専門分野の例はあくまでイメージです。また、専門の概念レベルを必ずしも同一レベルで表示してはいません。

 

 個別の情報を詳しく確認したい場合は、それぞれのリンク先に飛んでください。

 特許は難解ですが、GeminiChatGPTなどのテキスト生成AIを活用すると簡単に解読できます。以下の記事を参考にしてください。

参考記事 【AI活用】難解な特許が小学生レベルの内容に!1分で特許を読み解く方法

 

(1)ニトリ |開発トレンドと専門性

 

 上図期間中、A47Cが最も多いです。次いでA47B、A47G、B65Dが多いです。

 A47Cは既述のとおりいす、ベッドなどに関連する分類です。
 具体例として着座、寝転がり、テーブル利用など多用途に変形可能な座椅子が挙げられます。
 従来の座椅子は特定の着座姿勢に特化しており、スマートフォン操作や読書以外の様々な用途への対応が不十分でした。
 これに対し、平面視で略長方形のフルフラット形態に変形可能な座椅子であり、中央の第1平坦弾性部(座部)に対し、後方に第2平坦弾性部(背もたれ)が第1軸で傾斜可能に連結され、第1平坦弾性部の前方には柱状弾性部が第2軸で傾斜可能に連結され、柱状弾性部の先端には第3平坦弾性部が第3軸で傾斜可能に連結されていおり、第1軸、第2軸、第3軸はすべて短手方向に沿った互いに平行な軸であり、長手方向に連続して可動部が配置され、柱状弾性部と第3平坦弾性部を連結する角度調整機構は柱状弾性部が傾けられた状態(座椅子形態)において両者の底面が平行な状態でロックできるように構成されているため、第3平坦弾性部をテーブルや肘置き、脚載せ部などに安定的に利用可能な座椅子が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7631642/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(多軸可動構造の最適化と高頻度な使用に耐えうる角度調整機構の設計・強度解析、第1軸から第3軸に設けられるラチェット機構(角度調整機構)の耐久性、操作トルクおよびロック時のせん断応力・曲げ応力の解析、フルフラット形態から座椅子形態へ変形させる際のリンク機構の動作軌跡のシミュレーション、スムーズでユーザーにとって直感的な操作感を実現するための部品配置と素材選定)、人間工学(さまざまな用途・体型に対応した着座姿勢における身体への圧力分散と快適性の評価、第2平坦弾性部(背もたれ)、第1平坦弾性部(座部)および第3平坦弾性部(テーブル・脚載せ)のさまざまな角度組み合わせにおいて着用者の体圧分布の計測、テーブルとして使用する際の上肢の適切な高さ・角度および脚載せとして使用する際の膝関節への負荷の評価)

 

 別の例としてコイルスプリングを取り出すことができるマットレスが挙げられます。
 従来のマットレスはコイルスプリングの袋状体を個別に形成するため製造コストが高く、多量の布を接着するため廃棄時にコイルスプリングを容易に取り出せませんでした。
 これに対して、コイルスプリングを収容するポケット空間を形成する第1布と全体を覆って固着される第2布を備えたマットレスであり、第1布はポケット空間の列に対して一列ごとに一枚ずつ設けられて個別の袋状体形成が不要とし、複数のポケット空間の長手方向(第1方向)に沿って連続するミシン目が両側に設けられ廃棄時に第2布を引き剥がすことでこのミシン目が連続的に破断し、ポケット空間の上部を容易に開口させることができ、第2布にはこのミシン目の方向に沿った切れ目が設けられており第2布全体を一度に引き剥がす必要がなくなり、引き剥がしに要する力が低減され、マットレスの廃棄時におけるコイルスプリングの取り出し作業性を向上させたマットレスが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7313411/15/ja

  関連する専門分野の例:材料工学(コイルスプリング、不織布および接着剤の力学的特性とリサイクル性の最適化、ポケットコイル用コイルスプリングの疲労強度や耐食性を担保する鋼材の組成や表面処理の決定、第1布と第2布間の接着剤の凝集力と界面強度がミシン目の破断に必要な力とリサイクル時の分離性の両方を満たすように材料特性の評価・設計)、生産工学(製造工程における布の供給、溶着、接着および最終的な切れ目形成プロセスの効率と品質管理の最適化、一枚の布から複数のポケット空間を一列分形成する工程においてコイルスプリングの自動配置・溶着精度を最大化するラインバランスの設計、カッティングツールの選定および加工速度の最適化)

 

 さらに別の例としてフィンガージョイント(木材の端部を指を組むようにギザギザに加工して接着する接合方法)を適用した木製椅子が挙げられます。
 従来の木製椅子の脚は端材活用で製造コスト増または強度不足になる問題がありました。
 これに対して、座部と前脚および後脚を備えた木製椅子であり、前脚および後脚の直線部分には2つの木材要素を長手方向(鉛直方向)に並べて接着するフィンガージョイントによるジョイント部が設けられており、端材等の小サイズの木材要素を接合して脚部材を形成することを可能にし、ジョイント部のフィンガーカット方向が椅子の前後方向に略一致するように座部と連結された配置により、椅子の使用時に前後方向(前後方向の曲げ応力)の荷重がジョイント部の接合面に略平行に作用し、応力がフィンガー全体に均等に分散される結果、無垢材に近い曲げ強度が確保されることで、十分な強度を維持しつつ端材の発生を抑制して製造コストを低減できる木製椅子が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7541793/15/ja

  関連する専門分野の例:材料科学(木材、接着剤および接合界面のミクロ構造とマクロな機械的特性の関係の解明、フィンガージョイントの接合部に使用する接着剤の分子設計および木材(セルロース繊維)との化学的親和性(接着強度)の最大化、端材利用による木目の不均一性がジョイント部の強度に与える影響の分析)、機械工学(構造体の力学的挙動の解析による椅子全体の耐久性と製造プロセスの設計、椅子の脚部に前後方向の荷重が作用した際の解析、フィンガージョイントのカット方向が応力集中を最小化するメカニズムの検証、小サイズの木材要素を効率よく切削・接着・圧着するための自動化治具や接合作業機械の検討)

 

 A47Bは既述のとおり事務用家具などに関連する分類です。
 具体例として回動式フラップデスクが挙げられます。
 従来のフラップデスクはステーなどにより作業スペースが制限され、構造が複雑で故障しやすいという問題がありました。
 これに対して、トルクヒンジなどの回転支持部によってデスク板を折畳回転位置(起立角度)と展開回転位置(ほぼ水平)との間で回動可能に支持するフラップデスクであり、回転支持部によりデスク板は任意の角度で停止可能となり、回動速度も抑制され、水平方向に延びる収納水平部材と高さ方向に延びる収納起立部材からなり収納スペースを有する収納部が設けられ、この収納部にデスク板の回転中心よりも奥側の余長部を下面から支持する補助支持部(アジャスター)が形成されており、収納起立部材はデスク板が収納部に倒れ込むのを制限するストッパーとしても機能し、補助支持部が収納部に設けられることで、デスク天面を作業スペースとして広く確保して簡素な構造を実現し、耐久性の向上と製造コストの低減を達成つつ経年変化によるデスク板の水平姿勢の微調整を可能にするフラップデスクが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7438294/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(デスク板の開閉動作におけるトルク特性、構造安定性およびヒンジ機構の動的な振る舞いの解析、デスク板の質量、重心位置および回転軌道に基づき、ルクヒンジに要求されるトルク値と耐久寿命の設計、デスク板が展開位置で荷重を受けた際のアジャスター(補助支持部)への反力と脚部材(躯体部)の剛性の解析、共振や振動が生じない最適な構造寸法の決定)、人間工学(使用時の快適性、安全性および収納機能の利便性の評価、利用者に最適化された寸法・操作性の設計、デスク板の展開角度(ほぼ水平)の調整範囲が多様な体格の利用者にとって最適な作業姿勢(視線、腕の位置など)を可能にするかの検証、収納部の配線孔や収納スペースの配置がラップトップPCや電源コードなどの作業周辺機器の利用効率を最大化するように使い勝手の検討)

 

 A47Gは既述のとおり家庭用具などに関連する分類です。
 具体例として収納時の利便性とクッション性に配慮したこたつふとんが挙げられます。
 従来のふとん収納は折り畳み状態の維持が困難で袋体が別体だと不便または収納後の外見が悪くクッション利用に不向きでした。
 これに対して、一方の主面(使用時に天板と接触しない面)の中央部分に開口部を有する袋体が縫製により一体的に配置されたこたつふとんであり、ふとんを折り畳んだ後、この袋体を開口部から裏返すことにより折り畳み体の外側全体を完全に覆って内部に収容する構造により、折り畳み状態をファスナーなしで維持しつつ収納後は外見を整えクッションやソファーとして活用でき、また、ふとんの主面を構成する領域のうち天板が載る中央部と4つのコーナー部の厚さが裾部(垂れ下がる部分)よりも薄く設定されていることにより、ふとんを折り畳んだ際に厚い部分と薄い部分が交互に積層される積層構造が形成されることで、折り畳み体のクッション性と使い心地を向上させたこたつふとんが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7250748/15/ja

  関連する専門分野の例:繊維工学(ふとんの保温性、快適性および収納時の形状安定性に寄与する材料と縫製構造の設計・評価、ふとんの充填材(中綿)として使用するポリエステル繊維などの嵩高性、圧縮回復性、熱伝導率の測定、保温性と折り畳みやすさのバランスの最適化、袋体とふとん本体の縫い付け強度や袋体を裏返す動作時の布地の滑り性、開口部の重なり構造の設計が収納状態の外観と耐久性に与える影響の検証)、人間工学(収納後のクッションとしての機能およびふとんの折り畳み・収納作業におけるユーザビリティの評価、折り畳み体がクッションとして使用された際の荷重分散性と反発弾性の測定、厚い部分と薄い部分の理想的な厚さ比率や分布パターンの決定、折り畳み手順について一般ユーザーを対象とした操作時間や困難度の評価、袋体の開口部の寸法や位置が作業の容易性に与える影響の分析、作業負担の軽減策の検討)

 

 B65Dは物品の容器などに関連する分類です。
 具体例として収容物が入った状態でも安定した積み重ねを可能にするワイヤー製バスケットが挙げられます。
 従来の積み重ね可能なバスケットは把持部のスライド操作が煩雑で機構が複雑化し、故障リスクも高まるという問題がありました。
 これに対して、ワイヤー製のバスケット本体と起倒自在に取り付けられた第1および第2の略コ字状の把持部材を有するバスケットであり、これら2つの把持部材が互いに離間する第1の倒状態(収容物の出し入れ状態)と互いに交差する第2の倒状態(積み重ね状態)の2つの倒状態をとり、第2の倒状態において把持部材同士が干渉せずに交差することを可能にするため第2把持部材の脚部の間隔は第1把持部材よりも幅広に設定され、脚部に回転中心から幅方向に延びる拡幅部が形成されており、第1把持部材の脚部には交差時にこの拡幅部を乗り越えるための逃げ部が設けられていることにより、把持部材を倒すという簡易な操作だけで積み重ね状態に移行でき、交差した把持部が同一平面上に存在することで上に載せる他のバスケットを安定して支持できるバスケットが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7265366/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(把持部材の最適な幾何学的配置と回転機構の信頼性・耐久性を確保するための設計、2つの把持部材の脚部における拡幅部の折り曲げ角度と逃げ部の寸法の設計、把持部材がバスケット本体の支持部に取り付けられる回転ヒンジ部分の摩擦トルクの調整、起立状態の保持力と倒しやすさの最適なバランスを実現するためのバネ機構や材料選定の検討)、材料工学(疲労破壊や永久変形を防ぐための材料選定、加工および表面処理の最適、繰り返し荷重がかかる把持部材の回転ヒンジ部や逃げ部の折り曲げ箇所について使用回数に応じた疲労強度の評価、高張力鋼や耐食性に優れたステンレスなどの最適な材料の選定、ワイヤーの曲げ加工時の残留応力の解析、拡幅部や逃げ部の形状安定性を確保するための熱処理や表面硬化処理の条件の決定)

 

(2)河淳|開発トレンドと専門性
 
 A47Fが最も多いです。次いでA47B、B62B、B65Dが多いです。
 A47Fは既述のとおり商店などに用いる特殊な家具などに関連する分類です。
 具体例として棚本体から遠ざかる方向に商品を押し出すことが可能な商品押出し陳列棚が挙げられます。
 従来、消費期限管理のため、商品の補充時に古い商品を前方に、新しい商品を奥に配置する前出し作業が店舗管理者の大きな負担となっていました。
 これに対して、棚本体と前後に移動可能な移動棚板を基本構造とし、移動棚板上には商品に当接して移動可能な押出し部材とその奥側(棚本体に近い位置)に配置され、押出し部材と当接・分離可能な移動部材が設けられ、棚本体には移動棚板が棚本体に最も近い第1位置にある際に移動部材と係合する第1係合部が固定されており、この移動部材には第1係合部と係合可能な第2係合部が設けられており、移動棚板を棚本体から引き出し(第2位置へ)再び押し戻す(第1位置へ)際、移動部材の第2係合部が第1係合部に磁力などで係合した状態を維持することにより、棚板が押し戻されるときに移動部材が棚本体側に留まり、押出し部材を介して商品群を棚の先端(柵)に向けて押し出し、商品が柵に当接し所定の荷重がかかると、その荷重で第1係合部と第2係合部の係合が解除されて商品の過度な圧迫を防ぐこの係合・解除機構により、移動棚板の往復操作という簡単な作業だけで商品の自動的な前出し(および補充)を実現し、店舗管理者の負担を低減する陳列棚が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7546279/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(往復移動する棚板の動きと同期して商品の荷重によって係合が解除される負荷感応型係合解除機構の設計と最適化、第1係合部と第2係合部の係合構造(例:磁石・強磁性体、または凹凸)において商品の最大荷重を考慮した解除に必要な限界荷重(剥離力)の計算、機構の寸法、磁力または嵌合深さを決定、移動棚板のスムーズな往復動作を保証するための摺動ガイド機構の摩擦係数と耐久性の評価)、人間工学(店舗管理者が少ない労力で効率的に作業を完遂できるよう移動棚板の操作力、動作シーケンスおよび安全機能に関するユーザーインターフェースの検討と評価、移動棚板を第1位置から第2位置へ引き出す際の最大許容操作力の算出およびその力に基づいて棚板の重量とレール部の仕様の決定、レバーの指掛部形状や商品補充時の自立しない商品の転倒防止のための押出し部材の姿勢維持メカニズムについて作業安全性と補充効率の評価)

 

 別の例として物品を商店内で陳列するための陳列具が挙げられます。
 従来の陳列装置は陳列可能な商品が限定され拡張性に乏しく、フック部材の着脱に複数工程が必要で作業性にも課題がありました。
 これに対して、互いに交差する方向に延び、長さが異なる第1壁部と第2壁部、これらを連結する連結部を有し、異なる壁面を底として両面使用できるフック部(第1フック部・第2フック部)を備えた陳列具であり、本体の側面には第1・第2壁部から隆起する一対の隆起部が設けられ、その内部にはロッド状のフック部材の線状部を受け入れる一対の溝部が形成され、フック部材の線状部には半径方向に広がるフランジ部があり、溝部にはフランジ部と相補的な複数の凹部が離散的に配置されていることで、線状部の溝部に沿った移動によりフランジ部が凹部に係合し、フック部材の本体からの突出量が複数段階で簡単に調整・固定可能となり、隆起部に設けられた孔部を支点としたフック部材の旋回操作により、ワンタッチで迅速な着脱が可能となるこれらの構成により、商品の種類や陳列スペースの大きさ、係止する被係止部の寸法に合わせて柔軟に対応でき、拡張性と作業性に優れる陳列具が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7582654/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(フック部材の係合・解除機構、特にフランジ部と凹部および孔部を利用した旋回による着脱機構の寸法精度と強度設計、フック部材のフランジ部と溝部の凹部との嵌合クリアランスの設定、意図しない荷重や振動に対する係合維持力と店舗管理者による操作力での容易な解除(突出量調整)が両立する形状と公差の決定、陳列時の許容積載荷重の算出、隆起部を含む陳列具本体の強度解析、材料選定と肉厚の最適化)、材料工学(陳列具の耐久性、耐候性および製造コストのバランスを最適化するための高機能ポリマー材料の選定と成形条件の検討、長期間の使用や頻繁なフック部材の着脱に伴う摩擦・摩耗に耐えて繰返し荷重に対する耐クリープ性に優れた合成樹脂の選定、フック部材の線状部の金属材料と凹部の樹脂材料の組み合わせについて接触応力と摩耗係数の評価、射出成形による複雑な隆起部や溝部の形状を寸法精度よく実現するための成形収縮率や流動性を考慮した材料グレードと成形プロセスの設計)

 

 さらに別の例としてシートを吊下げることが可能なシート吊下げ具が挙げられます。
 従来の卓上POPスタンドはベース体が卓上のスペースを占有してしまい、設置場所に制約があるという問題がありました。
 これに対して、、基台の側壁に装着される装着部とそこから上方に延びる複数の軸部およびシートを吊り下げる吊下げロッド部を備えたシート吊下げ具であり、装着部は複数の基部と軸部を支持する支持体を有する複数の腕部から構成され、腕部は支持体を側壁から離す第1位置と、側壁の近傍に位置させる第2位置との間で回動可能に基部に設けられており、連結部が複数の腕部同士を連結することで腕部の回動中も支持体間の線分が側壁と略平行に保たれる構成により、基台の天板の張り出し長さ(蹴込み深さ)に応じて軸部の突出量を調整し、シートを基台側壁に常に平行な状態で吊り下げることができ、卓上のスペースを占有せず設置場所の制約が解消可能なシート吊下げ具が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7495113/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(吊下げ具全体の構造・機構の設計、複数の腕部と連結部からなる回動機構の動作シミュレーション、シートを吊り下げた際の荷重と応力分布の解析、固定部(ねじ部とナット部)による摩擦ロック機構について設置角度を確実に固定し使用中に緩まないための適切な締結力と作業者が容易に解除できる操作トルクのバランス設計)、経営工学(吊下げ具の量産化に向けた製造プロセスの最適化、部品点数、使用材料、製造工法(プレス加工、射出成形など)の分析、部品コストを最小化するための設計変更案の立案、店舗での設置・調整・シート交換にかかる時間の測定、従来のPOPスタンドと比較した作業性の改善効果の評価、製品の市場競争力と導入メリット最大化の検討)

 

 A47Bは既述のとおり事務用家具などに関連する分類です。
 具体例として固定支持部である2本の支柱間に差し渡し状に架設される板状の棚板を支持する棚受けが挙げられます。
 従来の棚受けは支柱への係止後に隙間ができ意図せぬ脱落の懸念がありました。また、抜け止めを付加すると棚受け本体の構造が複雑化し、作動が円滑でないという問題がありました。
 これに対して、固定支持部(支柱)のスリットに係止する係止片を備えた棚受け本体と棚受け本体の一端側に出没自在に付設された抜け止め部材とを有する棚受けであり、抜け止め部材はその一方の端部が棚受け本体に軸支されており、他方の端部の抜け止め係止突起がバネ部材によって常時、支柱側に付勢され、棚受け本体には抜け止め係止突起が没入する第1凹部とバネ部材を収納し開口寸法を抑えた第2凹部が設けられており、棚受けを支柱に係止させる動作と同時にバネ力により抜け止め係止突起がスリット内に自動的に挿入された構造により、棚受け本体と抜け止め部材の間に面接触がなくなり作動が円滑化され、ワンタッチで抜け止めが完了すると共に本体の構造が簡素化された棚受けが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6714124/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(棚受け全体の動的な機能(軸支、回動、ロック)に関する機構設計および力学的解析、抜け止め部材の軸支を中心とした回動運動の解析、棚受け設置時におけるバネ付勢力とスリットへの係止によって生じる反力との釣り合いの評価、棚受け本体の係止片が受ける最大荷重に対する強度シミュレーション、安全率を考慮した最適な板厚や形状の決定)、材料工学(棚受けの強度、剛性、耐摩耗性、製造性といった要求特性を満たす最適な材料の選定、棚受け本体(金属)と抜け止め部材(樹脂または金属)の接触・摺動部における摩擦係数や耐摩耗性の評価、抜け止め部材の円滑な作動を保証するための材料組み合わせの決定、棚受け本体のプレス加工性や樹脂製抜け止め部材の射出成形性を考慮した成形不良(例:ひけ、そり)の低減策の検討)

 

 B62Bは既述のとおり手動推進車両などに関連する分類です。
 具体例としてキャスタの取付位置が変更可能でアダプタ構造により着脱が容易な台車が挙げられます。
 従来のキャスタ固定構造では組み立て時に部品をぐらつかせないように支持する必要があり作業が煩雑でした。また、キャスタの取付位置を変えるには大幅な設計変更が必要になるという問題がありました。
 これに対して、角部を含む複数の装着部を有する台車本体とキャスタ部と座板部を有するキャスタ部材を備えた台車であり、キャスタ部材の座板部を第1方向と第2方向から係合する第1アダプタ部と第2アダプタ部とが挟み込み、一体化された第1アダプタ部材を形成し、第1アダプタ部材は台車本体の装着部に形成された凸部に対してアダプタ部材に設けられた凹部が嵌合することで台車本体に着脱可能に装着され、キャスタ部材がアダプタ部材内で先に強固に保持されるため取付作業が容易になり、台車本体の複数の位置に装着部があるため設計変更なしにキャスタ位置を柔軟に変更できる台車が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7653699/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(台車全体およびアダプタ係合部の剛性・強度に関する力学設計、キャスタ部材に想定される最大衝撃荷重(段差乗越え時など)に対して台車本体の装着部(枠部・凸部)、アダプタ部材(凹部、係合部)の応力集中の解析、変形や破損を生じない最適な板厚やリブ構造の設計)、材料工学(車本体やアダプタ部材の高精度な成形性と製品の耐衝撃性・耐摩耗性を満たす最適な材料の選定、台車本体およびアダプタ部材に用いられる合成樹脂材料について耐衝撃性、長期的な寸法安定性および製造コストの評価、嵌合部の精度を確保できる射出成形時の収縮率が低い材料の選定、凸部と凹部の繰り返し嵌合・着脱による摩耗の評価、摩耗が製品寿命に与える影響を最小限に抑えるための材料特性の検証)

 

 B65Dは既述のとおり物品の容器などに関連する分類です。
 具体例としてペーパーケースが挙げられます。
 従来のペーパーホルダは部品点数が多く、構造が複雑なため製造コストが増大するという問題がありました。
 これに対して、取出口を有する箱状の第1ケースとペーパーを支持し第1ケース内に収められる第2ケースを備えたペーパーケースであり、第2ケースがペーパーを逆V字状に支持する隆起部を有し、この隆起部は第1壁部と第2壁部が連結部により回動可能に連結された弾性構造体として構成され、第2ケースは隆起部から外側に延びる平坦部に設けられた指掛部と第1ケースの第1係合部と係合する縦壁部の第2係合部を有し、ペーパー補充時には指掛部に指が掛けられて平坦部を近づける力が加わると、隆起部が弾性変形(第1壁部と第2壁部が接近)して第1・第2係合部の係合が解除され、第2ケースを容易に取り外せることにより、隆起部がペーパー支持と着脱用のバネ機構を兼ねるため部品点数が削減され、構造が簡略化されることで製造コストの低減が可能なペーパーケースが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7257717/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(隆起部の弾性変形機構に関する力学設計、ユーザーが第2ケースを取り外すために必要な操作力(指掛部に加える力)が適切な範囲(例:3N~10N)に収まるよう隆起部を構成する第1壁部・第2壁部・連結部の肉厚や曲率の決定、連結部のヒンジとしての弾性変形の繰り返しに対する疲労寿命の評価、製品の耐久回数を保証するための応力解析)、材料工学(隆起部の弾性性能、長期的な寸法安定性および製造容易性を確保するための合成樹脂材料の選定と成形プロセス設計、連結部の弾性ヒンジ機能に求められる高疲労強度と柔軟性の両立のためのポリプロピレンなどのヒンジ特性に優れた合成樹脂の特定、第1ケースと第2ケースの係合部(第1係合部と第2係合部)の嵌合精度に影響を与える成形時の収縮率や反りを最小化するための射出成形条件(樹脂温度、金型温度、保圧)の最適化)

 

(3)フランスベッド|開発トレンドと専門性

 

 A47Cが最も多いです。次いでA61G、A47Gが多いです。

 A47Cは既述のとおりいす、ベッドなどに関連する分類です。
 具体例としてベッドフレームとボード部材(ヘッドボードやフットボードなど)を着脱・ロックできるベッド装置が挙げられます。
 従来のベッド装置はボード部材の取り付けや取り外しに多くの労力と時間が必要であり、作業をより効率化したいという課題がありました。
 これに対して、長手方向に長尺なベッドフレームと、これに着脱可能なボード部材を連結する機構を有するベッド装置であり、ベッドフレーム側に設けられた第1取付部材に対しボード部材側の第2取付部材が鉛直方向にスライドすることで取り付けられ、この連結をロック・解除するために、一方の部材(例えばベッドフレーム側)に貫通孔を有するレバー部材が他方の部材(例えばボード部材側)にレバー部材に向けて突出する突出部材(ピン)が配置され、レバー部材は突出部材が貫通孔を通りボード部材をロックする第1位置と貫通孔が突出部材から離れロックを解除する第2位置との間で変位可能です、第2取付部材が第1取付部材にスライドして取り付けられる際、突出部材がレバー部材に設けられたテーパ部に接触し、レバー部材を自動的に第2位置へ押しやってロックを一時的に解除する構成であり、所定の位置までスライドするとレバー部材が弾性部材の付勢力によって第1位置に戻り、突出部材が貫通孔に入って自動的にロックされ、取り外し時にはレバー部材を第2位置に変位させ、保持部材でその位置に保持できるため片手または一人でも容易にボード部材を上方にスライドさせて取り外すことができ、ベッドフレームに対するボード部材の取り付け作業および取り外し作業を効率的におこなうことができるベッド装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7725438/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(連結機構の強度、耐久性、操作性を確保するための設計、材料選定および動的解析、レバー部材、突出部材(ピン)、取付部材および支持機構(弾性部材、回転軸)の各部品にかかる応力の解析、想定される最大荷重に対する安全率の評価、レバー部材のテーパ部の形状や弾性部材(ばね)のばね定数などの最適化、ボード部材を取り付ける際の自動ロックが確実かつスムーズにおこなわれるように作動トルクや変位経路の設計)、人間工学(ユーザーがベッドの組み立て・解体時に感じる労力を最小限に抑えて直感的で安全性の高い操作を実現するための設計、レバー部材の操作部(例えば、指で押す部分)の形状、サイズ、配置の設計、高齢者や力が弱いユーザーでも無理なく操作できるかの検証、保持部材(マグネット等)の吸着力やレバー部材を第2位置へ変位させるのに必要な操作力の測定、作業効率と安全性のバランスが取れた適切な値の決定)

 

 別の例として長手方向に伸縮可能な床板体を有するベッド装置が挙げられます。
 従来、伸縮可能な床板は意図せぬ外力で動きやすく、床板の伸縮によるマットレスとの不整合やマットレスが床板上でずれやすいという問題がありました。
 これに対して、長手方向に並び相対的に移動可能な第1床板と第2床板を含む床板体を支持するベッドフレームと床板体の側部に着脱可能な止め具を備えるベッド装置であり、止め具が一対の保持板と接続部からなるホルダ部を有し、カバー等の床板体側部に装着され、また、マットレスが床板からずれるのを抑制するためホルダ部から上方に突出するマットレス受け部が一体的に形成されており、ホルダ部から延出して第1床板と第2床板の長手方向の相対的な移動を規制するピン(規制部)を含み、このピンは床板の側部に設けられた第1係合孔(カバー等に配置)とベッドフレーム側に設けられた複数の第2係合孔(第1フレーム等に配置)に挿入されて係合することで伸縮可能な床板体(第1床板と第2床板)の長さを伸長状態または縮小状態など複数の位置で固定することで、意図せぬ床板の伸縮を防ぎつつマットレスのずれも抑制するという2つの役割を1つの止め具で実現し、伸縮可能なベッド装置の使い勝手を向上させることができるベッド装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7657758/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(止め具とベッドフレーム・床板間の係合機構の設計と解析、ピンが係合孔(第1係合孔および第2係合孔)に挿入された際の位置決め精度と長手方向への移動規制の確実性の評価、ピンと孔の嵌合公差設計、ピンが抜け止めとなるための溝とスリットの係合構造について着脱に必要な力と抜け止め力のバランスをとり繰り返し着脱への耐久性を考慮した樹脂材料の選定と形状解析)、人間工学(止め具の操作性(着脱・位置調整)とマットレス受け部としての効果および安全性の両立を図るための検証と設計、止め具(ホルダ部)をカバーの側部に装着・取り外しする際の操作手順の容易さやユーザーが把持しやすい形状であるかの評価、マットレス受け部の突出量や形状がマットレスのずれを効果的に抑制しつつ使用者がベッドに乗り降りする際の妨げにならないかまたは安全上のリスク(衝突など)がないかの評価・検証および最適な寸法の決定)

 

 さらに別の例として可動式ベッド用マットレスが挙げられます。
 可動式ベッド用マットレスは利用者の姿勢に応じた折り曲げに対応する必要がありましたが、従来のマットレスでは折り曲げ特性に改善の余地がありました。
 これに対して、複数のばね体を含むスプリングユニットとこれを囲む壁部材を備えたマットレスであり、壁部材は比較的硬い第1部分(発泡体)とそれよりも柔らかい発泡体で形成された第2部分の2種類の硬度の発泡体で構成されており、壁部材の側面には第1部分のみで形成された複数の第1領域とその間に位置する第2領域が長手方向に並んでおり、第2領域はスプリングユニットの厚さ方向(Z方向)に第1部分と第2部分が重ねられて形成されているため第1領域よりも柔らかい構造(第2領域は壁部材の側壁(側周面)の厚さ方向に硬い第1部分の上に柔らかい第2部分(またはその逆)が位置する積層構造)となっており、柔らかい第2領域が形成された位置(例:可動式ベッドの背上げ部、膝上げ部に対応する位置)でスプリングユニットの側周部から屈曲しやすくなり、利用者の姿勢に応じた折り曲げに容易に対応することができるマットレスが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7504937/15/ja

  関連する専門分野の例:材料工学(第1部分と第2部分の発泡体が一体的に形成された壁部材の複合的な力学特性の解析、屈曲性と耐久性を両立させるための材料設計と構造評価、異なる硬度の発泡体(第1部分・第2部分)を組み合わせた積層構造について応力解析シミュレーション、第2領域(柔らかい部分)での繰り返しの屈曲負荷に対する耐久性の評価、発泡体間の界面接着強度がマットレスの寿命全体にわたって維持されるための最適な組成(硬度、密度、フォームセル構造)の決定)、人間工学(マットレスを可動式ベッドに設置し、利用者が実際に使用した際の体圧分布や姿勢変化時の屈曲性の評価および第2領域の最適な位置、幅、柔らかさの決定、マットレスを背上げ、膝上げ等の状態に屈曲させた際のマットレス表面の体圧分布の計測、第2領域(折り曲げやすい領域)の長手方向における位置(例:頭部、背中、大腿部に対応する床板の関節位置)と第1部分および第2部分の硬度比が体圧集中を最小化しかつスムーズな姿勢変化を可能にするかの検証)

 

 A61Gは既述のとおり病人用の乗ものなどに関連する分類です。
 具体例として利用者の腹部圧迫を軽減するベッド装置が挙げられます。
 従来、背上げ時に背板の回転軸と利用者の上半身の回転軸が互いにずれるため、利用者の腹部が圧迫されたり、上半身の姿勢が不安定になったりする問題がありました。
 これに対して、長尺なベッドフレームと利用者の背部を支持する中央背板およびこれを変形可能に支持する背上げ機構を備えたベッド装置であり、背上げ機構は中央背板の足側(第2側部)に設けられた第1軸部材とベッドフレーム側に設けられたガイド溝を有する第1ガイド部材で構成され、ガイド溝は足側の第1端部と頭側の第2端部を有し、中央背板が背上げ状態へ変形する際に第1軸部材がガイド溝に沿って頭側に移動することで中央背板の足側が頭側にスライドし、ガイド溝が下方に向けて湾曲した湾曲部が足側端部とガイド溝の中心との間に配置され、この湾曲部によって背上げが開始された初期段階(中央背板の傾斜角が小さいとき)における頭側へのスライド移動量が抑制され、その後の移動量が増加する最適なスライド軌道が実現されて、中央背板の上昇に伴う利用者の腹部の圧迫感を軽減し、背上げ機能の使用感を改善することが可能なベッド装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7447161/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(上げ機構の複雑なリンク機構とガイド溝の運動の解析、利用者の腹部圧迫を最小化する理想的な背板移動軌道を実現するための機構パラメータの最適化、ガイド溝の湾曲部と直線部の曲率、長さ、配置のパラメータ化および中央背板の傾斜角度と足側移動量の関係に与える影響のモデル化、駆動源(モータ)の出力特性やリンク機構に加わる動的負荷を考慮した強度・剛性解析、機構全体が円滑かつ安全に動作するための部材寸法と材料選定)、生体工学(背上げ動作中の人体とマットレス、背板の相互作用の計測・評価、腹部圧迫およびずれ力を最小化する最適な背板の軌道の決定、背上げ動作の全行程における体圧と皮膚のずれ力の計測、背板の足側の移動開始角度や移動速度が利用者の重心移動および上半身の安定性に与える影響の解析)

 

 別の例としてボタンの連続操作で変形や補助動作が可能なベッド装置が挙げられます。
 従来の臥位から座位に変形可能なベッド装置は座位姿勢の調整や変形操作の利便性に改善の余地がありました。
 これに対して、ベッドフレームと背ボトムを含むボトムユニットおよびこれを臥位状態から座位状態に変形させる駆動機構を備えたベッド装置であり、駆動機構はベッドフレーム側の水平フレームと背ボトムを支持し水平フレームに対して回動可能なチルトフレームを含み、入力装置のボタンが操作されると駆動機構はボトムユニットを臥位状態から座位状態に変形させ、座位状態への変形完了後に同一のボタンが再度操作されたことに応じてボトムユニット全体が前傾するようにチルトフレームを水平フレームに対して傾け、利用者がベッドから立ち上がる際の膝や腰への負担を軽減する補助機能として機能することにより、臥位状態からの座位姿勢への移行とその後の立ち上がり補助という一連の動作を一つのボタンの連続操作で円滑に実行でき、ベッド装置の利便性と操作性を向上させることが可能なベッド装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7375147/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(臥位→座位→前傾という一連の複雑な姿勢変換を実現するための駆動機構の設計、チルトフレームの回動軸の位置と腰上げモータ(駆動源)の取り付け角度やロッド長のパラメータの決定、座位状態からの前傾動作において安定した荷重支持と適切な傾斜角度が得られるかの運動シミュレーション、各駆動要素にかかる静的および動的な応力の解析、前傾動作時の剛性と安全裕度を確保するための部材の肉厚や材料選定)、人間工学(安全かつ直感的で身体的負担の少ない操作性を実現するための入力装置(ボタン)の配置、機能統合ロジックおよび操作時の認知負荷の評価と最適化、同一ボタンによる機能順次切替(臥位→座位→前傾)の操作ロジックに対して利用者の誤操作率、操作時間、操作完了後の主観的な満足度の評価、動作ステップのフィードバック表示(例:ランプ、音)と万が一の緊急停止操作の設計が利用者の不安感や認知負荷に与える影響の評価)

 

 A47Gは既述のとおり家庭用具などに関連する分類です。
 具体例として保温性を高めた羽毛布団が挙げられます。
 従来の羽毛布団は羽毛量を増やさずに保温性を向上させることが難しく、製造コストが高くなるという問題がありました。
 これに対して、表側布地と裏側布地を縫製した布団本体の間に所定の幅寸法を有する仕切り布が設けらた羽毛布団であり、内部に複数の空間部(第1、第2、第3の空間部)が区画されて羽毛が充填され、仕切り布は表側布地の下面に縫合される上端が凸曲線部に形成され、裏側布地の上面に縫合される下端は凹曲線部または直線状に形成されているという固定された構造を有し、空間部に羽毛が充填された状態では長さ寸法の長い表側布地が仕切り布の凸曲線部に沿って強く張られることで布団本体の上面全体が幅方向および長手方向の両方向において凸状曲面に湾曲し、下面全体が凹状曲面に湾曲し、 この凹状湾曲構造の結果、利用者に掛けた際に布団の周辺部が敷き布団に密着しやすく、隙間風の侵入を防ぐことができ、羽毛の使用量を増大させることなく保温性の向上と身体へのまとわり感を減らすことによる寝心地を向上させる羽毛布団が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7027377/15/ja

  関連する専門分野の例:繊維工学(布地の引張特性や曲げ剛性などの力学特性の評価、仕切り布の縫合曲線の形状(曲率)と布地の伸び率の関係の最適化、異なる織り方(平織、綾織など)や糸の番手を持つ表裏布地サンプルについて羽毛充填時の張力下での応力-歪み曲線の測定、充填後の目標湾曲率を実現するための布地の初期裁断寸法差(ギャザー量)の算出、羽毛充填後の空間部の上端開口のドーム形状の膨張状態の測定、生産に適した曲率パラメータの決定)、応用物理学(羽毛布団の内部構造(空間部の形状、羽毛の充填密度)が熱の移動現象(伝導、対流、放射)、流体の挙動(空気層)および布地の微視的な変形にどのように影響するかの解析、理想的な熱抵抗と嵩高性を実現するための物理モデルの構築、多孔質体(羽毛と空気の混合体)としての有効熱伝導率を羽毛のフィリングパワー(嵩高さ)と充填密度および空間部の幾何学的形状(ドーム曲率)の関数として導出、布団内部の仕切り布の曲面による空気層の静止状態の安定性(対流発生の抑制)の評価、布団の上下方向の熱輸送メカニズムを支配する物理的要因の特定)

 

(4)パラマウントベッド|開発トレンドと専門性

 

 A61Gが最も多いです。次いでA47C、A61B、G06Qが多いです。

 A61Gは既述のとおり病人用の乗ものなどに関連する分類です。
 具体例として環境(温度・湿度)に応じてベッドの背角度の動作を制限する睡眠環境制御装置が挙げられます。
 従来、背角度などが変更できるベッドはありましたが質の高い睡眠を提供するための適切な制御が望まれていました。
 これに対して、ベッド使用者の生体情報を取得可能な第1センサからの第1情報とベッド周囲の温度および湿度の少なくともいずれかの検出値を取得可能な第2センサからの第2情報とを取得する取得部と制御部とを備えた制御装置であり、制御部は第1情報および第2情報に基づいてベッドを制御し、第2センサからの検出値(温度・湿度など)が第1しきい値以下であるときのみ第1動作(ベッドの背角度の変更)を実行するよう制御し、逆に、検出値が第1しきい値以下でない場合(つまり、寝返りしにくい不快な環境の場合)は第1動作をおこなわないこれらの構成により、不快な環境下での背角度変更による睡眠中断を抑制し、質の高い睡眠を提供する制御装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7579939/15/ja

  関連する専門分野の例:情報科学(センサから得られる多種多様なデータ(生体情報、環境情報)の解析、使用者の睡眠状態や覚醒リスクを正確に推定するためのアルゴリズムの設計、第1センサ(体動、呼吸数、心拍数など)と第2センサ(温度、湿度、騒音など)の時系列データを用いた機械学習モデルの構築、不快指数などの環境指標を第1しきい値として用いる際の使用者ごとのパーソナライズされたしきい値設定アルゴリズム設計)、機械工学(制御部からの指令に基づきベッドの背角度を正確かつ滑らかに使用者に不快感を与えない速度と加速度で駆動するための機構と制御システムの設計、ベッドの背ボトムを駆動するアクチュエータ(モーター、リンク機構、またはエアセル機構)の動特性モデリング(応答速度、トルク、消費電力など)、所望の背角度への最適レギュレータ(PID制御など)の設計、背角度変更時の振動や騒音レベルの測定・解析、睡眠を妨げないレベルに抑制するための制振・低騒音化のための機械設計的改良(材料選択、機構の最適化))

 

 別の例としていびきと寝姿勢を検知して最適な角度を探索・自動制御するベッド制御端末が挙げられます。
 従来、最適な背上げ角度が利用者の体型や状況に応じて異なるため、その決定が容易でない点が問題でした。
 これに対して、取得部がユーザーのいびきに関するいびき情報とベッド上の検出装置から得られる姿勢情報を含む生体情報を取得し、制御部がこれらの情報に基づいてベッドのボトム(背ボトム)の角度を自動で制御する端末装置であり、いびきが検出されると制御部はボトム角度を所定角度ずつ繰り返し変化させ、いびきが抑制される角度(いびき抑制角度)を探索し、角度の変化方向を可動範囲や角度に基づいて切り替えて効率的に探索を継続し、さらに、姿勢情報といびき情報から姿勢といびきの関係を求めて制御に活用することにより、ユーザー固有の状態変化に対応した最適な背角度を探索・設定し、睡眠の質を適切にサポートすることが可能となる端末が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7699071/15/ja

  関連する専門分野の例:情報科学(生体・環境センサから得られる多種多様な時系列データの統合解析、いびきや睡眠状態の判定および最適な制御パラメータの決定に用いるアルゴリズムの設計、いびき情報の音声解析アルゴリズムの設計、検出装置からの姿勢情報といびき情報、背角度の変化履歴を統合して個別ユーザーのいびき抑制角度や推奨寝姿勢を統計的/機械学習的にリアルタイムで探索・決定する最適化モデルの構築)、機械工学(ベッドの背ボトム駆動機構の設計と角度の高精度な追従制御系の構築、ユーザーの安全と快適性を両立させるための機構設計および振動・騒音解析、背ボトムを駆動するアクチュエータの選定、リンク機構の運動学的・動力学的解析、使用者の体重が変動しても目標角度へ正確かつスムーズに到達できるようPID制御などのフィードバック制御システムのゲイン調整)

 

 さらに別の例として透過/非透過が自動切替される情報表示部付き側方壁状部材を備えた寝台装置が挙げられます。
 従来の寝台装置の壁状部材では使用者が閉塞感を受けたり、外部からの状態確認が妨げられたりする改善の余地がありました。
 これに対して、寝台とその端部に配置され光を透過可能な情報表示部が設けられた側方壁状部材(サイドレール)を備えた寝台装置であり、寝台上の使用者が睡眠状態か覚醒状態かを検出する検出部とその検出結果に基づいて情報表示部を制御する制御部を含み、制御部は人による操作がなくても検出部の結果(例えば、睡眠中/覚醒中)に基づいて情報表示部の透過状態と非透過状態を自動的に切り替えることにより、使用者が覚醒状態の際は非透過にして情報を見やすくしたり、睡眠状態の際は透過にして閉塞感を軽減しつつ外部の介護者や医療従事者による使用者の状態確認を容易にすることができる寝台装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7522258/15/ja

  関連する専門分野の例:電気電子工学(情報表示部として機能する光透過性・非透過性制御が可能なデバイス(例:スマートガラス、有機ELディスプレイ)の選定、設計、透過率と表示輝度のバランスを定量的に評価するための光学特性(光透過スペクトル、コントラスト比など)の測定と解析、使用者の睡眠・覚醒状態の切替指令に対して高速かつ電力効率の高い透過/非透過の切替を実現するための駆動回路と材料の設計と選定)、人間工学(検出部で得られる使用者の状態(睡眠/覚醒)が情報表示部の透過状態の切替によって使用者自身の閉塞感、不安感および外部からの状態確認の容易さといった利便性に与える影響の評価、睡眠状態(レム/ノンレム、深さ)や覚醒状態を非接触で高精度に判定するための生理学的指標(心拍、呼吸、体動など)の検出方法と処理アルゴリズムの妥当性の検証、透過/非透過の切替タイミングや表示内容が使用者の主観的な閉塞感や心理的負荷に与える影響の評価、介護者や医療従事者が透過状態の情報表示部越しに使用者の顔色や体動を視認する際の認知負荷の評価、情報の表示エリアや透過率の最適値の決定)

 

 A47Cは既述のとおりいす、ベッドなどに関連する分類です。
 具体例として上下交互に斜め連結した構造を持つエアマットレスが挙げられます。
 従来のエアマットレスは電動ベッドでの使用時にカバーや連結構造が屈曲を阻害したり、エアセルが倒れる、または交換単位が大きく高コストになるという問題がありました。
 これに対して、それぞれ角筒状の可撓筒とその両端を閉塞し第1ボタン(上側)と第2ボタン(下側)を含む閉塞部を有する複数のエアセル(第1・第2エアセル)を含むエアマットレスであり、隣接するエアセル同士がベルト状の連結部材で直接連結(第1連結部材が「第1エアセルの第1ボタン」と「第2エアセルの第2ボタン」を連結し、第2連結部材が「第1エアセルの第2ボタン」と「第2エアセルの第1ボタン」を連結)することにより、連結部材が上下で交差する(斜め)構造を形成し、電動ベッドの背上げなどでエアマットレスが屈曲する際に下側の連結部材が突っ張らずに間隔を広げ、上側を狭めることが可能になり、屈曲性が向上し、エアセルが倒れるのを防止するとともにエアセル単位での交換が可能となり、製造・保守コストを削減したエアマットレスが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7682133/15/ja

  関連する専門分野の例:材料工学(エアセルの可撓筒および連結部材に求められる柔軟性、強度、耐久性、気密性などの物性要件を満たす高分子材料や繊維の特定および成形・加工プロセスの最適化、可撓筒(エアセル本体)に使用する高分子フィルムの引張強度、耐疲労性、ガスバリア性の評価、体圧分散機能と耐久性を両立させるための最適な肉厚と組成の決定、連結部材(ベルト)に使用する繊維材料のせん断強度、摩擦特性、クリープ特性の測定、長期間の使用や電動ベッドの屈曲動作によってもボタンとの連結が外れず寸法変化が生じにくい織り方と加工方法の確立)、機械工学(連結部材とエアセルおよび連結部材同士の相対的な動き(スライド、回転)の解析、連結部材の適切な長さ、剛性、およびボタン間の間隔の最適化、電動ベッドの背ボトムの上昇角度に応じた屈曲部におけるエアセル間の距離変化と連結部材に作用する張力を予測するためのシミュレーションモデルの構築、エアセル同士の側面の接触や連結部材とボタンの接合部における摩擦や摩耗の評価、連結部材の許容変位量と復元力の決定および実機試験による検証を通じて設計パラメータの確定)

 

 別の例として高さを2段階に変更できるパイプ交差構造を持つ脚座が挙げられます。
 従来の家具の脚座は高さ変更が難しく、変更できても部品の交換や複雑な作業が必要でした。
 これに対して、ベッドなどの家具のフレームを支持し、高さを変更可能にするための第1構造体部品を備えた脚座であり、この構造体部品は交差する2つのパイプ状の挿入部を有しており(具体的には、第1交差パイプ部とこれに接続され、異なる方向に延びる第1パイプ部で構成)、第1交差パイプ部はフレームが置かれる第1面を持つ第1交差領域を含み、この第1交差領域の反対側の第2面には延びる方向が直交する第1壁部分が接続されており、この構造体部品は第1パイプ部へのフレームの挿入と、第1交差パイプ部へのフレームの挿入の2通りの方法でフレームを支持でき、それぞれの挿入方向で床面を基準としたフレームの高さが意図的に異なる寸法に設定されているため、取り付け時にフレームの挿入方向を切り替える簡易な操作によって、家具(ベッド)の高さを2段階に調整できる脚座が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7575539/15/ja

  関連する専門分野の例:機械工学(脚座の構造体部品の応力解析、フレームの挿入方向と高さの変更を保証する幾何学的設計、脚座の第1交差パイプ部と第1パイプ部が交差する領域にベッドにかかる最大静的荷重および動的荷重を想定した応力集中の解析、部分の厚さやリブ(補強部)の配置の最適化、フレームと脚座の嵌合部におけるクリアランスの設計)、材料工学(脚座の主要部材である構造体部品の材料選定、求められる強度、耐久性、製造コストを達成するための最適な成形プロセスと材料組成の検討、脚座として必要とされる耐荷重性能と耐衝撃性を満たす強化樹脂のグレードの特定およびヤング率や降伏強度の評価、複雑な中空構造を持つパイプ部と壁部分を一体成形するために射出成形における金型設計の検討およびヒケや反りといった成形不良を抑制する条件の確立)

 

 さらに別の例として肘掛けを分離することなく形成できる多領域屈曲型多機能マットレスが挙げられます。
 従来の多機能マットレスは折り畳んでも肘掛けの形成が困難であるか、または分離・結合の手間を要し、利便性に欠けていました。
 これに対して、身体を支持する第1表面と反対側の第2表面を含むマットレス形状と肘掛けを有するソファ形状に変形可能な多機能マットレスであり、長手方向に延びる中央部とその短手方向両側の側部から成り立ち、側部は長手方向において屈曲部(山折り部、谷折り部、切目部など)によって3つ以上の領域に分割されており、ソファ形状へ変形する際には側部がマットレス形状から分離させることなく屈曲することでソファ形状に必須の肘掛けを一体的に形成し、ソファ形状の載置面(床面に触れる面)はマットレス形状の第2表面(裏面)となり、上下方向の露出面(座面・背もたれ面)はマットレス形状の第1表面(表面)となるように構成されていることで、床面と接触していた裏面がソファの座面として露出することが防止されて衛生状態を効果的に保ちながら肘掛けを容易に形成できる多機能マットレスが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7624901/15/ja

  関連する専門分野の例:繊維工学(多機能マットレスの屈曲性・耐久性・通気性を両立させる素材の選定と設計、クッション材の密度、弾性率、反発力が折り畳みやすさと長期的な身体支持性能に与える影響の評価、マットレス形状での快適な寝心地とソファ形状での安定した着座感を実現するための積層構造や素材配合の決定、カバー材の屈曲繰り返し耐性を向上させるための織物構造や表面加工の検討)、人間工学(マットレス形状およびソファ形状の両方における使用者にとっての快適性・利便性の最適化、マットレスの各領域の寸法(長さL、幅W、厚さT)、屈曲部の位置と角度およびソファ形状時の座面の高さ、肘掛けの高さの設計、寝返りの打ちやすさと立ち座りのしやすさ、肘掛けとしての適切な支持位置を確保するための実証的な快適性評価試験の実施)

 

 A61Bは既述のとおり診断などに関連する分類です。
 具体例として非接触型センサによる特定行動(掻破行動など)判定装置が挙げられます。
 従来のカメラやウェアラブル端末ではプライバシー問題や寝返り・身じろぎと掻破行動の区別が困難でした。
 これに対して、ベッド装置と対象者の間に配置されたセンサから振動値を取得する判定装置であり、制御部が取得したセンサ値から呼吸より高周波かつ心拍より高振幅で周期性のある「特定振動」を検知し、これを対象者が特定の行動(掻破行動など)を行った区間と判定し、特定振動の検知ではセンサ値の上限閾値と下限閾値の設定範囲が設けられ、センサ値がこの範囲外に滞在する時間(第1の判定値以内)や上限から下限へまたは下限から上限へと遷移する時間(第2の判定値以内)を詳細に比較することでノイズや他の体動と区別することで、対象者に負担をかけずに特定の行動を高い精度で判定できる判定装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7688593/15/ja

  関連する専門分野の例:生体医工(体動の発生メカニズムとセンサ信号の関係を解明、掻破行動時の摩擦力や体圧変動から生じる加速度・圧力波形の詳細な周波数および振幅成分の測定、呼吸・心拍・寝返りなどの他の体動と比較するための実測データセットの構築、データに基づく特定振動の周波数帯域や振幅閾値の妥当性の検証、最適なセンサ配置の決定)、情報科学(センサから得られたノイズを含むアナログ信号を高精度に処理して特定振動を識別するためのロジックとアルゴリズムの設計、第1の判定値(範囲外滞在時間B)と第2の判定値(範囲内滞在時間C)の値の決定、さまざまな体動データに対してパラメータチューニング、感度と特異度を最大化する判定アルゴリズムの設計)

 

 別の例として体動に基づいて記録に適した生体信号・生体情報を自動的に選別・補完する端末装置が挙げられます。
 従来、生体信号や高精度の生体情報は情報量が膨大で記録に適したデータの選択に労力がかかるという問題がありました。
 これに対して、被測定者の在床時の体動を示す生体信号を取得する生体信号取得部とその信号から心拍数や呼吸数などの第1生体情報を取得する生体情報取得部を備えた端末装置であり、判定部が測定区間における体動の活動量が所定値よりも大きいか否かを判定し、活動量が大きくない(低活動量、すなわち高精度と推定される)区間では第1生体情報をそのまま記録候補とし、一方、活動量が大きい(高活動量、すなわち低精度と推定される)区間では生体信号の取得位置とは異なる位置で取得された活動量を示す第2生体情報(補完データ)を記録候補として補完的に扱い、記憶部がこれらの生体信号、第1生体情報、補完データおよび記録候補であるか否かの識別情報を一括して記憶することで、記録に適した精度の高いデータを効率的かつ容易に選択・管理できる端末装置が開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7325576/15/ja

  関連する専門分野の例:データサイエンス(体動データと第1生体情報の信頼性を評価するための指標の確立、補完データの最適統合手法の検討、体動信号の分散や変化率(活動量)と生体情報(心拍・呼吸数)の真値との相関の解析および活動量の閾値設定の妥当性の検証、活動量が高い区間において装着型センサなどから得られる第2生体情報(補完データ)を第1生体情報と重み付けして統合して記録候補としての精度を最大化するアルゴリズムの設計)、電子工学(非装着型センサの信号を正確に取得・変換して低消費電力で安定動作するハードウェアシステムの設計、ベッド下の圧力センサや振動センサから得られる微弱なアナログ生体信号をノイズを抑制しつつデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータの設計と回路の実装、常時稼働するセンサや信号取得部(生体信号取得部)の電源回路の設計)

 

 G06Qは管理目的などのための情報通信技術に関連する分類です。
 具体例として在宅患者と施設患者を統合管理するための情報計測・表示システムが挙げられます。
 従来の技術では地域包括ケアシステムに好適な患者情報計測システムを提供できませんでした。
 これに対して、患者情報取得部が地域包括ケア下の在宅患者と複数の施設患者の両方の位置情報を含む患者情報を取得し、表示処理部が在宅患者の位置情報に基づいて個別の患者情報を地図上に表示し、複数の施設患者の位置情報に基づいて統計情報を同じ地図上に表示することにより、在宅患者と施設患者という異なるケア環境にある患者の情報集中を防ぎ、一覧性の高い表示を可能にし、判定処理部が在宅患者の個別情報と施設患者の統計情報に基づき訪問の優先度を判定するこれらの構成により、管理者やスタッフが地域に分散する患者の容態を適切に見守り、スタッフ派遣等の判断を支援することが可能となる患者情報計測システムが開発されています(以下URL)。
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7723038/15/ja

  関連する専門分野の例:情報科学(患者情報計測システム全体のデータ構造設計、リアルタイムな情報表示を実現する処理アルゴリズムの設計、地域包括ケアを支えるシステムの分散処理アーキテクチャの設計、在宅患者の個別データと施設患者の統計情報を地図上に効率よく重ねて表示するためのデータ構造の検討、優先度判定処理で用いられる複雑な判定ロジックの計算効率の解析と実装)、統計学(生体信号や環境データが示す異常の真の深刻度の定量化、異常値や統計情報(総異常値数など)が実際の医療上の緊急度とどの程度一致するかを評価する統計的モデリング、訪問優先度を決定する際の感度・特異度分析、誤報(スタッフ派遣不要なアラート)と見逃し(要派遣なアラートの無視)のリスクを最小化する最適な閾値の検討、在宅患者と施設患者の属性や環境の異質性を考慮した層別解析、バイアスのない公平な優先度判定アルゴリズムの構築)

 

(5)まとめ

 椅子や棚、ベッドなど、それぞれが主力事業とする製品に関する出願が多く確認されます。

 これらの開発には、機械系、材料系といった従来的な専門性が求められる場合が多いですが、情報系などが求めれる場合も多いです。 

 

3.6 共同出願人との開発例

 共同出願人からはビジネス的結びつきがわかります。

 技術によっては、開発をアウトソーシングしている可能性もあります。

 各社の共同出願人(筆頭出願人)は以下のとおりです。

(1)ニトリ

 

 詳細の説明は省略します。

 

(2)河淳

 

 詳細の説明は省略します。

 

(3)フランスベッド

 

 詳細の説明は省略します。

 

(4)パラマウントベッド

 

 詳細の説明は省略します。

 

(5)上記(1)~(4)(共同出願人)のまとめ

 共同出願は多くないです。

 

 

4 開発に求められる専門性

 上記3で示した特許分類≒開発人材に求められる専門性、だと仮定します。

 上記各特許情報には以下の人材が関わっていると言えます。

 

機械系分野(機械工学、人間工学、生産工学、繊維工学、経営工学、生体工学、繊維工学、生体医工など)

 変形可能な座椅子、コイルスプリングを取り出すことができるマットレス、フィンガージョイントを適用した木製椅子、回動式フラップデスク、収納時の利便性とクッション性に配慮したこたつふとん、ワイヤー製バスケット、陳列棚、物品を商店内で陳列するための陳列具、シート吊下げ具、棚受け、キャスタの取付位置が変更可能な台車、ペーパーケース、ベッドフレームとボード部材を着脱・ロックできるベッド装置、長手方向に伸縮可能な床板体を有するベッド装置、可動式ベッド用マットレス、利用者の腹部圧迫を軽減するベッド装置、ボタンの連続操作で変形や補助動作が可能なベッド装置、保温性を高めた羽毛布団、環境に応じてベッドの背角度の動作を制限する睡眠環境制御装置、いびきと寝姿勢を検知して最適な角度を探索・自動制御するベッド制御端末、透過/非透過が自動切替される情報表示部付き側方壁状部材を備えた寝台装置、上下交互に斜め連結した構造を持つエアマットレス、高さを2段階に変更できるパイプ交差構造を持つ脚座、肘掛けを分離することなく形成できる多領域屈曲型多機能マットレス、非接触型センサによる特定行動判定装置などに関する出願が関係します。
 多自由度を持つ変形機構の運動学・動力学解析と最適化、繰り返し使用に対する可動部の耐久性および信頼性の評価、荷重条件と操作トルクを考慮した角度調整機構の設計と最適化、多用途変形時における使用者への体圧分散および快適性指標の検討、製品の変形操作に対す使いやすさの評価、複雑な多層構造を持つ製品の連続生産プロセス設計と合理化、構造物の静的・動的荷重に対する応力および剛性の解析と最適配置の検討、多機能性織物の縫製構造および力学的特性の設計、断熱材の圧縮回復性と厚さ分布に基づくクッション性の検討、収納形態使用時における快適性および触覚的質感の評価、多機能把持部材の運動学および幾何学的干渉回避の解析、機能的動作を確実にする機構原理と最適寸法の設計、部品の量産性とコスト効率を最大化するための製造工法の選定、製造プロセスの最適化、脱落防止機能を担う機構原理の設計、ワンタッチ作動の力学的確実性に関する解析、連結機構の強度および耐久性の解析と評価、操作インターフェースのユーザビリティ設計、人体の関節軸と機器運動軸との適合性解析、動作中の体圧分布および荷重特性の最適化、駆動機構の動特性モデリング、生体信号の物理特性モデル設計、非装着型センシング原理の検証と最適化などが求められます。

 

材料系分野(材料工学、材料科学など)

 コイルスプリングを取り出すことができるマットレス、フィンガージョイントを適用した木製椅子、ワイヤー製バスケット、陳列棚、物品を商店内で陳列するための陳列具、棚受け、キャスタの取付位置が変更可能な台車、ペーパーケース、可動式ベッド用マットレス、上下交互に斜め連結した構造を持つエアマットレス、高さを2段階に変更できるパイプ交差構造を持つ脚座などに関する出願が関係します。
 機能性材料の機械的特性および環境応答性の評価と設計、異種材料界面における接合強度とリサイクル時の分離特性の両立検討、耐久性とコスト効率を両立させるための材料組成および加工法の最適化、木材の異方性を考慮した高強度接合構造の材料要件の決定、把持部材の強度と軽量化を両立させるための最適なワイヤー径および材質の検討、要求される強度や耐摩耗性とコストを両立する高機能材料の選定と評価、要求特性を満たしかつコスト効率と製造容易性を両立する高分子材料や金属材料の選定、発泡体の構造と力学特性の定量的な制御、可撓筒(エアセル)用高分子材料の長期信頼性評価と選定、連結機構部材の摩耗・高強度化設計と接合技術の検討、複雑な一体成形構造を実現するための加工適合性設計などが求められます。

 

情報系分野(情報科学、データサイエンス、統計学など)

 環境に応じてベッドの背角度の動作を制限する睡眠環境制御装置、いびきと寝姿勢を検知して最適な角度を探索・自動制御するベッド制御端末、非接触型センサによる特定行動判定装置、体動に基づいて記録に適した生体信号・生体情報を自動的に選別・補完する端末装置、在宅患者と施設患者を統合管理するための情報計測・表示システムなどに関する出願が関係します。
 センサデータ統合と状態推論アルゴリズムの設計、複合条件に基づく制御ロジックの形式化と最適化、システム全体のロバスト性およびセキュリティの検討、特定生体現象を対象としたロバストな特徴量抽出アルゴリズムの設計、機械学習または閾値ベース識別モデルの精度・汎用性検証、生体信号の計測精度・信頼性に関する統計的モデル構築、分散環境におけるデータ収集・格納アーキテクチャの設計、取得された患者情報の異常度合いを定量化するための統計的予測モデルの構築などが求められます。

 

電気系分野(電気電子工学、電子工学など)

 透過/非透過が自動切替される情報表示部付き側方壁状部材を備えた寝台装置、体動に基づいて記録に適した生体信号・生体情報を自動的に選別・補完する端末装置などに関する出願が関係します。
 光透過/非透過制御デバイスの電気光学特性解析と選定、微小生体信号を対象とした低ノイズ・高精度アナログフロントエンド回路の設計、センサ信号のA/D変換およびデジタル信号処理ハードウェアの最適化などが求められます。

 

物理系分野(応用物理学など)

 保温性を高めた羽毛布団などに関する出願が関係します。
 多孔質材料の有効熱輸送特性の定量化、複合的な境界条件下の流体挙動解析、膜・布構造の初期張力と平衡形状の理論的導出、複合的な動作モードに対応する高性能駆動回路の設計、外部環境ノイズに対する通信・表示インターフェースのロバスト性検討などが求められます。

 

 ただし、上記特許出願にあたっては、共同出願者やその他事業者に技術をアウトソースしている可能性もあります。

 

5 まとめ

 椅子やベッドなどに関する出願が多く確認され、そのような出願につながる開発がおこなわれていることが推測されます。

 関連する大学の専攻としては、主に、機械、材料における研究分野が該当する可能性があります。

 また、情報、電気が関係することもあります。

 

 本記事の紹介情報は、サンプリングした特許情報に基づくものであり、企業の開発情報の一部に過ぎません。興味を持った企業がある場合は、その企業に絞ってより詳細を調べることをおすすめします。

 参考記事:1社に絞って企業研究:特許検索して開発職を見つける方法4

 以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

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 加工食品業界、食材業界、酒類業界、飲料・乳業業界の研究開発の共通点・相違点

 

<出典、参考>
・特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)にて公開されている情報
・会社四季報 業界地図2024年、2025年版 東洋経済新報社

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