今回はアパレル業界についてとりあげます。
普段私たちが身に着ける服や肌着。デザイン重視のイメージのある業界ですが、その裏側ではどのような研究開発がおこなわれているのでしょうか?
消費者に直接届く製品の魅力は分かりやすい一方で、その製品の製造や販売などに関わる技術開発は外部からは見えづらいのが実情です。
これを特許情報からみていきます。
特許情報は企業の開発情報だと言えます。
実際にどのような開発がおこなわれたのか特許情報に記載されています。
今回は、製造小売3社の特許情報からどのような開発がおこなれてきたのか、また、開発にどのような専門性が求められるのか読み解きました。
結論(概要)は以下の通りです。
・機械系分野(人間工学、機械工学、繊維工学、生体工学、生産工学など)
・材料系分野(材料工学、材料科学など)
・情報系分野(情報科学、ソフトウェア工学など)
・化学系分野(環境工学、高分子化学など)
・その他系分野(認知科学など)
1 業界サーチの概要
特許情報は企業の開発情報だと言えます。
業界サーチは、業界における主要企業の特許情報から、その業界の企業がどのような開発をおこなってきたのか、客観的な情報を導き出そうとするものです。
特許分類(後述)からは、その特許に関わる開発の主な技術分野がわかります。
すなわち、その企業の開発職においてどのような専門性が求められるのか特許情報から推測できます。
2 アパレル業界
2.1 アパレル業界とは
ここでは、素材の調達から衣料品の企画・デザイン・製造、小売販売に至るまで消費者が身に着ける衣類に関わる一連のビジネス活動をおこなう業界を意図します。
衣類の種類に関して区別はしていません。
2.2 サーチ対象
以下の製造小売3社を対象にしました。
(2)ワコール
(3)オンワードホールディングス
2.3 使用プラットフォーム
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)
3 サーチ結果
3.1 結果概要
開発イメージは下表のとおりです。
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モノの開発 |
サービスの開発 |
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個人向け |
・多層立体マスク |
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法人向け |
・店舗の商品位置を効率的に案内する情報処理装置 |
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3.2 出願件数の推移
下図はアパレル3社の特許出願件数の推移です。

出願人によって、また、出願年によって出願件数が大きく異なります。
直近数年では、一定数以上の特許出願がなされることが多く、そのような特許出願につながる開発がおこなわれていることが推測されます。
3.3 開発の活発度
特許出願件数≒開発の活発度、だと考えるなら、
ワコール>ファーストリテイリング≒オンワードホールディングス
だと言えます。
3.4 主な開発分野
各社ごとに特許出願件数が多かった技術分野を以下に示します。
各社の出願上位3つの技術分野を抽出して並べています(特許出願されていても、その企業の出願件数上位に入っていない技術分野は除外されています)。
各記号は発明の技術分類をあらわします。

分類参照:FIセクション/広域ファセット選択(特許情報プラットフォーム)
下着用で材料に特徴のあるものなどがこれに該当します。
ワコールがこの分野から多く出願しています。
パッドを装着したものなどがこれに該当します。
ファーストリテイリング、ワコールがこの分野から多く出願しています。
外套などがこれに該当します。
全3社がこの分野から多く出願しています。
裁断用型などがこれに該当します。
オンワードホールディングスがこの分野から多く出願しています。
びん栓などがこれに該当します。
オンワードホールディングスがこの分野から多く出願しています。
支払いアーキテクチャなどがこれに該当します。
ファーストリテイリングがこの分野から多く出願しています。
3.5 アパレル3社の近年の開発トレンドと求められる専門の例
特許情報の出願年数が新しいほど、その企業の開発実態を反映していると言えます。
ここ10年のトレンドは以下のとおりです。
発明の主要な技術分野(筆頭FI)の出願年ごとの出願件数です。
出願件数が少ない技術分野は除外しています。
発明の説明は、必ずしも特許請求の範囲を完全に表現したものではありません。
関連する専門分野の例はあくまでイメージです。また、専門の概念レベルを必ずしも同一レベルで表示してはいません。
特許は難解ですが、GeminiやChatGPTなどのテキスト生成AIを活用すると簡単に解読できます。以下の記事を参考にしてください。
(1)ファーストリテイリング|開発トレンドと専門性

上図期間中、G06Qが最も多いです。次いでA41D、A41Cが多いです。
具体例として店舗の商品位置を効率的に案内する情報処理装置が挙げられます。
従来、衣料品などは陳列の変更が頻繁なため消費者が所望の商品を探し出すことが困難であるという問題がありました。
これに対し、まず登録手段によってユーザから店舗の登録を受け付け、次に受付手段によりユーザから商品の指定を受け付け、そして、商品の位置をユーザーに案内するため表示制御手段が機能し、指定された商品に対応するサムネイル画像と商品の位置を示すアイコン、登録された店舗に対応するフロアマップを表示(表示方法の工夫として、表示制御手段は商品が店舗の何階にあるかを示す第2のアイコンと商品の有る階のどの位置にあるかを示す第1のアイコンの2種類のアイコンを表示させ、第1のアイコンとサムネイル画像との対応関係を番号や色などによって識別可能に表示)する構成により、ユーザは所望の店舗のフロアマップ上で指定した商品の画像とそれが店内のどこ(何階、その階のどこ)にあるのかという位置情報を直感的に把握できるため、複数の商品であっても効率的に探し出すことができるようになる情報処理装置が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7587001/15/ja
関連する専門分野の例:情報科学(商品在庫、位置情報、店舗フロアマップなどの大量のデータを効率的に管理・連携してリアルタイムでの表示・検索を可能にするためのシステムアーキテクチャの設計、商品データベースとフロアマップDB間のデータ同期プロトコルを設計、複数の店舗や階層に対応できるスケーラブルな位置情報管理システムの構築、RFIDタグやセンサーデータから得られる生のデータをフロアマップ上の座標に変換するアルゴリズムの設計)、認知科学(ユーザーがフロアマップ、アイコン、サムネイル画像といった視覚情報をどのように認識し、解釈し、記憶するかという認知プロセスのモデル化・分析、複数の商品アイコン(位置情報)とサムネイル画像(商品情報)の対応付けにおいて視覚的な検索時間やエラー率が最小になるような記号体系(例:色分け、形状、番号の配置)の検証、ユーザーが店内を移動中に携帯端末の画面を見た際に短時間で必要な情報(商品の階層、フロア内の正確な位置)を抽出できるように情報の階層構造と注意資源の配分に基づいた表示優先度の決定)
従来の購買支援技術では、実店舗での会計時にユーザーがレジに並ぶ必要があり、待ち時間が発生してしまうことが問題でした。
これに対して、インターネット通販を支援する第1モードと、実店舗での購買を支援する第2モードという異なる二つの購買支援モードを実行可能な情報処理装置(携帯端末等)であり、個別商品を唯一に識別する識別情報(例:RFID)を商品から読み取る読取手段を有し第1モードと第2モードで異なる読取画面を表示部に表示させて読み取りをおこなうことでユーザーは現在どちらのモードで操作しているのかを直感的に認識でき、第2モード(実店舗モード)においては読み取った識別情報に基づいて商品の決済処理をおこなう処理手段を備えたこれらの構成により、ユーザーは自身の携帯端末で商品タグをスキャンし、そのまま決済を完了できるためレジ待ちの必要がなく、購買支援技術におけるユーザービリティを向上させることができる情報処理装置が開発されています(以下URL)。
関連する専門分野の例:電気電子工学(ゲートシステムに搭載されるRFID読取部の電磁界解析に基づく商品の識別情報を読み取るためのアンテナ設計、ゲート装置の通路における電波伝搬シミュレーション、ユーザーの所持姿勢に関わらずタグを網羅的に捉えるための複数アンテナの最適な配置と指向性の決定、周囲の金属やノイズによる電磁干渉を抑制して識別情報の読取エラー率を最小化するための受信信号のフィルタリングおよび復号化アルゴリズムの設計)、ソフトウェア工学(実店舗モードと通販モードをシームレスに切り替えるアプリケーション構造の設計、決済処理における決済サーバとの間で送受信される機密情報を保護するための暗号化プロトコルの実装、モードの切り替えやスキャン画面の表示を制御する状態遷移ロジックの設計)
具体例として多層立体マスクが挙げられます。
従来、肌触りの良い柔らかい生地を多層構造に用いるとマスクが型崩れしやすく、呼吸時に生地が口に張り付いて呼吸がしにくくなるという問題がありました。
これに対して、表面生地と肌触りの良い裏面生地を主層とし、それらの間にフィルターが配置された多層構造のマスクであり、表面生地と裏面生地のそれぞれ内側に層状の芯地が熱圧着により接合されることで、柔らかい裏面生地や表面生地のコシ(剛度)を高め、呼吸時にマスク内部の圧力変動があっても裏面生地が口に張り付くこと(型崩れ)が抑制され、着用者の口元に呼吸しやすい空間が確保されたマスクが開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7445636/15/ja
関連する専門分野の例:材料工学(表面生地・裏面生地に用いる既製の編地や高機能繊維(吸湿性、接触冷感)の選定、コストと機能性のバランスの検討、芯地(不織布)やフィルターの厚み、密度、剛性が呼吸時の型崩れ防止効果と通気抵抗の目標値を満たすかの評価および最適な複合材料構成の決定、熱圧着に適した熱可塑性接着剤(フィルム状樹脂素材など)の選定、編地への接合強度や洗濯耐久性の検証)、環境工学(感染性微粒子や花粉の遮蔽性能を最大化するための評価基準と構造的対策の検討、フィルターのバクテリアろ過効率や微粒子ろ過効率の測定・評価、芯地とフィルターの積層配置の設計、洗濯後の衛生性の持続性を検証、抗菌・抗ウイルス加工の有無や、繰り返しの洗浄・乾燥に対するフィルター性能および生地の剛度変化の耐久試験)
具体例として異なるサイズのバストをサポートする伸縮接続式ブラジャーが挙げられます。
従来、パッドをカップ部の間に収容しただけでは洗濯時や運動時にパッドが折れ曲がったり、位置が大きくずれたりする煩雑さがありました。
これに対して、表地と裏地で構成されるカップ部にパッドを配置する構造のブラジャーであり、パッドを周囲で表地や裏地には直接固定せず、一定の長さを有する複数の第1接続部のみを介してカップ部の3箇所以上の端部(上側や下側を含む)に接続・固定し、第1接続部は伸縮部材であるためパッドはカップ部に対して浮いた状態を維持しつつ一定範囲内で可動し、パッドは着用者のバストの大きさや動きに合わせて前後に移動することが可能となり、1サイズのパッドで異なるサイズのバストをサポートでき折れ曲がりや大幅な位置ずれを防ぐブラジャーが開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7743299/15/ja
関連する専門分野の例:人間工学(ブラジャーの着用快適性とバストサポート性の定量評価、パッドの可動範囲、伸縮接続部の配置と長さが運動時のバストの動揺抑制と着用者の動作のしやすさに与える影響の分析、異なるバストサイズの被験者に対する圧力分布測定(コンタクトプレッシャー)や主観的評価、ランニングやストレッチ等の動作におけるパッドおよびバストの動揺量の測定、第1接続部の最適な長さをパッドが浮いた状態を維持しつつバストの最大変位を許容できる範囲で決定)、機械工学(パッドとカップ部を接続する伸縮部材の力学的特性の分析、パッドの浮遊状態を維持しかつ折れ曲がりや回転を防ぐための接続部の形状、材料および配置の最適化、第1接続部に使用する伸縮部材(ゴムひも、テープ等)についてバストの荷重変動に対する伸張力と張力の予測、パッドの周囲に3箇所以上設けられる第1接続部の間隔や角度の決定、最小の接続数でパッドの平面的な位置ずれ(水平方向、回転)と垂直方向の折れ曲がりを抑制するための静的および動的な力の釣り合いのシミュレーション、洗濯や繰り返し着用による伸縮部材の弾性疲労の評価、パッドが浮いた状態を長期間維持できる耐久性のある材料選定と接続方法の設計)
(2)ワコール|開発トレンドと専門性

A41Cがもっと多いです。次いで、A41B、A41Dが多いです。
具体例としてカップ部を有する衣類が挙げられます。
従来のワイヤー入り衣類は造形性を重視すると着用感が十分ではなく、着用感を重視すると造形性が不十分になるという問題がありました。
これに対して、一対のカップ部とそれらを接続する前中心部材およびバック部を備える衣類(ブラジャー)であり、カップ部の下縁には保形部材が設けられており、その前中心側の端部同士は一定の距離を保つよう固定されており、この前中心部材が特定の非線形的な伸長回復特性(軽い荷重では伸びと戻りの差が大きく、重い荷重を完全に除くと急激に戻るというもので、具体的には、低荷重(200g)での往復伸びの差が高荷重(400g)時の1.5倍以上であること、復路の0g荷重時回復率が70%以上であることなどが規定)を持つ材料で構成され、さらに、前中心部材の脇側端点がカップくり上の特定の幾何学的領域に位置することで、この特性を持つ前中心部材が保形部材を着用者のバージスラインに合わせて必要な分だけ変形させ、その形状を安定させることが可能となり、造形性と快適性を両立した衣類が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7667422/15/ja
関連する専門分野の例:材料科学(前中心部材に求められる非線形伸長回復特性を実現するための形状記憶樹脂(感温柔軟樹脂)やエラストマーの分子構造と配合の設計、ノルボルネン系、ウレタン系、スチレン系などの形状記憶樹脂のガラス転移温度または軟化点の設計、荷重(伸長回復試験)による特性(往復伸びの差、回復率)が所定範囲を満たすよう分子量、架橋度および共重合組成の調整、樹脂シートをメッシュ状または発泡体として成形する際の加工条件(加熱温度、圧力)の設定)、人間工学(特定の特性を持つ前中心部材がさまざまな体型の着用者に対してバージスラインへの適合性とバストの造形維持力に与える影響の評価、左右バストサイズ差やバスト間距離などの着用者の体型個人差の類型化、各体型における前中心部材の変形量と保形部材のバージスラインへの一致度(ワイヤー端点の広がり角)の計測およびサイズ適合率の定量化、前中心部材が伸縮・弛緩することでワイヤーが着用者のバージスラインに沿うように変形する際のワイヤー下点の位置変動やカップの傾きの測定、前中心部材の脇側端点の幾何学的配置がさまざまなバスト形状においてワイヤーの体型追従効果を最大化するかの検証および最適な配置領域の導出)
従来の芯材を用いた衣類は記憶形状を維持するに過ぎず、体型変化への許容性が小さく、サイズ境界の着用者では浮きやくいこみが生じていました。
これに対して、ガラス転移点が 25~ 45℃ の範囲内にある形状記憶樹脂を成形した樹脂シートとその両面に配置された生地との組み合わせであり、35℃における特定の引張応力到達率32%および圧迫圧力到達率50%を有し、また、樹脂シートを挟む生地は単体で35℃、 20%伸長時の引張応力値が 9.8N以下かつ圧迫圧力が4.0kPa以下という低伸長応力特性を持ち、樹脂シートの柔軟特性を阻害しないように選定されていることにより、複合材料は着用者の身体形状に沿って過度な圧がかからずに変形し、衣類と身体の隙間やくいこみを抑制し、高いサイズ適合率を持つ衣類を実現する衣類用複合材料が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7538424/15/ja
関連する専門分野の例:高分子化学(ガラス移転温度を人体温度付近に調整するためノルボルネン系、ウレタン系などの形状記憶ポリマーのモノマー組成の設計、共重合比率や分子量の決定、樹脂の熱的・力学的特性の評価、35℃での粘弾性挙動が衣類用材料の特定の応力到達率に寄与するようポリマー鎖の柔軟性の設計、形状記憶特性の発現メカニズムの解析、洗濯や長期使用によるガラス移転温度の変化や特性劣化を最小限に抑えるための安定剤や添加剤の選定)、繊維工学(樹脂シートを挟む生地の引張応力特性と圧迫圧力特性が衣類用材料の複合特性を阻害しないよう設計・選定、編組織(スムース、トリコットなど)、糸の繊度および使用する繊維材料(例:ポリウレタン弾性糸の混率)の設計、樹脂シートと生地の加熱圧着プロセスにおける温度、圧力および時間の最適化、樹脂シートの感温柔軟特性や、生地の低伸長応力特性が損なわれない複合化条件の確立)
従来のスポーツブラは乳頭を押さえる構成を用いても、乳房全体の揺れを十分に抑制できない場合がありました。
これに対して、乳房の輪郭(立ち上がり)の移動を抑制する周辺サポート部と乳房の中腹部分をフィットさせてサポートするサポート部を主要な構成要素とし、周辺サポート部は上側サポート部と脇側サポート部からなり、これらは難伸縮性または非伸縮性の部材で形成され、乳房周辺の皮膚上での移動を抑制し、乳房の揺れ幅が大きくなる上側と脇側を硬い部材で固定し、一方、乳房の立ち上がり部分を被覆するサポート部は略二重円形状に形成され、周辺サポート部よりも高い伸縮性を持ち、着用時に乳房のボリュームに合わせて伸長し、フィットすることで乳房の揺れ体積を減少させ、また、上側サポート部の上端に接続するストラップ部も難伸縮性を有することで衣料のずり下がりを防ぎ、乳房を持ち上げた状態を維持し、全体として乳房の揺れを効果的に抑制する衣料(ブラジャー)が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7485898/15/ja
関連する専門分野の例:機械工学(運動時の乳房の動的挙動を振動システムとしてモデル化、サポート部材の最適な剛性配置によって揺れを効果的に減衰させるための構造力学的な解析と設計、ブラジャーの各サポート部材の減衰係数およびバネ定数の決定、上側および脇側サポート部の非伸縮性生地が発揮する固定力が乳房の揺れの振幅や周波数をどの程度抑制するかのシミュレーション、最適な制振構造の設計)、人間工学(動中の着用快適性(圧迫感、通気性)と機能性(揺れ抑制率)のトレードオフの評価、多様な体型や動作特性に対応するためのフィット構造の検証と最適化、高剛性サポート部材による皮膚への局所的な圧力集中の測定、運動時の快適性を損なわない最大許容圧迫力の基準値の設定、衣料が特定の揺れ抑制率を達成した状態において肩の可動域や呼吸への影響の評価)
具体例としてずり下がりを防止しつつ皮膚の伸縮に追従する下衣が挙げられます。
従来の端始末不要の下衣は生地形状でずり下がりを防止するため、着用者のサイズ許容性が小さく、体型によってはずり下がりが生じる問題がありました。
これに対して、端始末不要な伸縮性生地を接続して形成される下衣(ボクサーパンツ等)であり、下腹部を覆う本体部の左右脇に生地が重なる重なり部が設けられ、重なり部のうち、上辺近傍には腰脇接続部が設けられ、腰脇接続部は長手方向が左右方向に形成され、生地の接続による緊締力を持つ複数の接続帯が上下方向に間隔を開けて、接続帯(緊締力が大)と非接続帯(伸びが確保される)が交互に配置され、左右方向の緊締力(ずり下がり防止)と上下方向の伸び(皮膚の伸縮への追従)を両立でき、さらに、腰脇接続部は前側よりも背側に広く配設され、後端が前端よりも曲率の大きなカーブ形状に形成されることで、骨盤周辺に安定的に緊締力を作用させ、フィット感とずり下がりを防止する下衣が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7355995/15/ja
関連する専門分野の例:材料科学(下衣の機能性の根幹である端始末不要な伸縮性生地と生地の緊締力を生み出す接着剤(接続方法)の物性評価と最適化、生地と接着剤(または熱圧着などの接続手段)の界面接着強度の測定、洗濯や伸縮による剥離耐性を向上させるための接着剤の化学組成や塗布量、塗布パターン(ドット形状の大きさ、間隔など)の設計、接続帯における生地の有効伸び率(接続後の生地の伸び性能)が非接続帯の伸び性能との間で最適な張力バランスを保つよう生地のポリウレタン含有率や編組織を材料レベルで調整)、人間工学(下衣のずり下がり防止機能と運動中の身体の動態および着用者の快適性との関係の評価、腰脇接続部の形状(カーブ、配設面積)と緊締力の空間分布の最適化、被験者が下半身運動(屈伸、足踏みなど)をおこなった際の下衣の上下方向のずれ量の測定、腰脇接続部の形状(後端の曲率)が体幹のねじれや骨盤の回転に伴うずれに与える影響の評価、複数の接続帯と非接続帯からなる腰脇接続部における着用時の圧力分布の測定、緊締力によるずり下がり防止効果を維持しつつ圧迫感や血流阻害を最小限に抑えるための接続帯と非接続帯の上下方向の長さ比率の決定)
従来の伸縮性生地を用いた下衣は男性器の形状や動態に対応した構造になっておらず、フィット感や局部支持機能が不足していました。
これに対して、端始末不要な伸縮性生地を接続して形成する男性用下衣であり、下腹部の肌側に配設される右前身頃部と外側に配設される左前身頃部が重ね合わせされてフロント部を形成し、左前身頃部の右端は生地の切断面を露出し、上方の左接続部と下方のクロッチ接続部との間が右前身頃部と遊離可能に形成されることで男性器の出し入れが容易な開口部を構成し、左接続部からクロッチ接続部にかけて左前身頃部の生地の長さが右前身頃部の生地の長さよりも短く形成されているため、着用時に伸長し、遊離部分の端部が男性の局部の右側を適度に押さえて支えるように作用し、局部への負担を軽減しつつフィットさせ、局部を安定させる男性用下衣が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7295398/15/ja
関連する専門分野の例:材料科学(端始末不要な伸縮性生地と生地の緊締力を生み出す接着剤(接続方法)の物性評価と最適化、生地と接着剤の界面接着強度の測定、洗濯や伸縮による剥離耐性を向上させるための接着剤の化学組成や塗布量の設計、短尺化された生地端部(遊離部分)が着用時に発揮する局部支持のための伸長回復力の測定、適切な圧迫力が得られるよう生地の伸縮率(伸び率)と回復力の最適な範囲の決定)、人間工学(男性の局部周辺の動態特性の解析、短尺構造による局部支持の快適性と開口部の形状が動作や排尿行動に与える影響の評価、多様な体型や姿勢における局部周辺の皮膚の伸長方向や変位量の測定、短尺構造の短さの程度が局部に適切な支持張力を与えるかの検証、開口部の形状と寸法が排尿時や陰茎の出し入れに要する動作の容易性や着用者の心理的・物理的な快適性の評価および最適な開口部レイアウトの決定)
具体例として歩行時の骨盤連動を促す姿勢補整衣類が挙げられます。
従来の補整衣類は動作に起因する骨盤の位置ずれを抑制し、安定させるに留まり、骨盤を軸とした体の各部位の連動を促すことができませんでした。
これに対して、着用者の体を覆う本体部と本体部よりも高い回復力(緊締力)を持つライン部を備える補整衣類であり、ライン部は3つの要素で構成され、まず、第1のライン部は骨盤に対応する位置に設けられた環状部分で骨盤を支持し、次に、第2のライン部は第1ライン部より上方(アンダーバスト等)または下方(大腿部等)の環状部分で上体や脚部を支持し、第3のライン部は本体部の両脇側において第1ライン部と第2ライン部を斜めに連結し、他のラインとは連結部分以外で交わらない構造(具体的には、下方のライン(例:第1ライン)の前部と上方のライン(例:第2ライン)の後部を斜めに連結)により、歩行時、足を前に出す際の体の捻じれや傾きによって第3ラインが伸長することで、骨盤を軸として上体と脚部の動きを連動させ、上体のふらつきが抑えられ、足が前後に大きく開く美しい歩行動作をサポートする姿勢補正衣類が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6820468/15/ja
関連する専門分野の例:生体工学(歩行時における骨格・関節・筋群の力学的挙動の分析、ライン部(力発生源)の配置が身体運動の連鎖(運動連鎖)と姿勢安定性に及ぼす影響の検証、補整衣類の着用前後における歩行中の関節モーメントや床反力の作用点の測定、第3ライン部が骨盤回旋および股関節の運動に与える支持トルクを定量的に評価、筋骨格モデルを用いたシミュレーションにより第3ライン部の張力ベクトルが外腹斜筋や臀筋を介して骨盤に作用する際の姿勢保持効果と歩行のエネルギー効率の変化の予測)、機械工学(ライン部の回復力(緊締力)と斜め連結構造の力学的特性のモデル化、歩行中の身体への負荷分散と意図した動きの連動を阻害しない最適なライン配置と強度の設計、第1ライン部、第2ライン部および第3ライン部の線密度、回復力、断面積を変更した際の衣類全体の張力分布の解析、第3ライン部が足を前に出す際の体の捻じれ(トルク)に対して伸長を阻害されずに適切な抵抗力を発揮して骨盤を軸とする連動を促すための斜め連結角度とラインの剛性の設計基準の確立)
(3)オンワード|開発トレンドと専門性

A41Dが最も多いです。次いで、B65Dが多いです。
具体例としてジャケットなどの上衣が挙げられます。
従来の細腹を持つ細身の上衣は袖付け部で4枚の厚手生地が重なるため、縫製が困難で、ゴロツキ感による着心地の悪さが生じていました。
これに対して、前身頃、後身頃、これらを連結する細腹からなる身頃と外袖および内袖からなる袖で構成される上衣であり、内袖は細長い本体部分から三角形状部分が突出した形状を持ち、内袖の本体部分の両側縁は外袖と縫合され、身頃と袖を縫合する袖付け部において内袖の三角形状部分の2辺縁の全部または一部が細腹に縫合されることで脇の下に縫い目がなくなって腕の挙げ下げが容易になり、袖付け部における外袖と内袖との縫合点が前身頃と細腹との縫合点および後身頃と細腹との縫合点と間隔を開けて位置する構造により、各縫合点での生地の重なり枚数が従来の4枚から3枚に低減され、厚地の生地を使用した場合でもミシン掛けが容易になり、縫い代によるゴロツキ感のない快適な着心地を実現した上衣が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7244365/15/ja
関連する専門分野の例:材料科学(上衣に使用する厚手生地の機械的特性(剛性、圧縮性、せん断特性)の評価、3枚重ねに低減された縫合部の物理的性質が耐久性と着心地に与える影響の評価、厚手生地の重ね枚数がミシン針の貫通抵抗および縫い目の強度に及ぼす影響の評価、3枚重ねになった縫い代の圧縮回復特性の測定、着用者が感じるゴロツキ感(主観評価)と縫い代の厚み(客観評価)との相関関係の分析)、機械工学(幾何学的パターン設計と人体形状の適合性の解析、内袖の三角形状部分のパターンと縫合点の分離配置が着用者の体型適合性と上肢の動作自由度に及ぼす効果の検証、内袖の三角形状部分のサイズと形状が細腹と身頃の形状と整合して腕の挙上・回旋における袖ぐり周辺の布の張力分布を軽減するパターンの設計、パターン上で外袖と内袖の縫合点と身頃と細腹の縫合点との分離距離のパラメータ化、縫合部のゴロツキ感を抑制しつつ上衣全体の美しいシルエットを維持するための最適な縫合点配置の決定)
従来の二重織物の縫い合わせは熟練職人の手まつりに頼るため高価で時間がかかり、布地が6枚重なることで厚く畝状に盛り上がりゴロツキ感が生じていました。
これに対して、二重織物からなる第1のパーツと第2のパーツの縫い合わせ構造であり、まず第1のパーツの端部において接結糸が切断されて表層と裏層が分離され、第1のパーツの表層の端縁と第2のパーツの端縁は地縫いで縫い合わされており、この縫い合わされた縫い代は重なり合った状態で第1のパーツの表層の裏側に折り返された状態で配置され、分離した第1のパーツの裏層の端部は縫い代の幅より狭い幅で切断除去されており、その縁は細幅のかがりロックで端処理され、このかがりロックでかがられた裏層の端部が前記折り返された縫い代の上を覆った状態で落としミシンにより第2のパーツと縫い合わせ固定されている構造により、縫い合わせ部の生地の重なりが従来の6枚から5枚に減り、薄くゴロツキ感のない仕上がりが実現すると共に熟練職人の手まつり工程をミシン作業に代替可能な縫い合わせ構造が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6712923/15/ja
関連する専門分野の例:生産工学(手作業からミシン作業への代替に伴う作業時間、コスト、品質の変動の分析、生産効率を最大化するためのプロセス設計と設備選定、各ミシン作業(地縫い、かがりロック、落としミシン)の標準時間の測定、製品一着あたりの総生産時間と人件費の削減効果の算出、厚手の二重織物に対する針・糸の仕様、送り歯の圧力、縫い目の安定性の評価、自動化された縫製ラインの最適レイアウトの設計)、材料科学(二重織物の表層・裏層の分離特性と裁断端部のほつれ特性を解析、二重織物の接結糸の構造を分析、接結糸の切断に必要なエネルギーとその後の表層・裏層の分離安定性の評価、接結糸カット幅の最適範囲の決定、細幅のかがりロックによって処理された裏層の切断端部について生地の厚みや素材に応じた糸の材質、番手、縫い目密度の変更、洗濯や摩擦に対するほつれ抵抗力を最大化する仕様の確立)
具体例としてスーツなどの衣類を梱包する衣類用梱包箱が挙げられます。
従来のハンガーを用いた梱包箱は嵩張り、折り畳んだ梱包では皺や型崩れが懸念される上、配送先にハンガーがない場合に迅速な復元が困難でした。
これに対して、衣類を収容する本体部と開口部を閉塞する蓋部および内部の衣類に上方から載置される板状の中蓋部を有する衣類用梱包箱であり、中蓋部は1枚の紙材で形成されており、使用後にフック部とハンガー本体部を備えたハンガーに組み立て可能な構造で、ハンガー本体部は衣類の肩部に当接する2つの肩当接部を有し、この中蓋部(第2領域)にはフック部を挿通させるスリットとその両端周辺に対称に配置された2つの折曲部が設けられ、折曲部にはスリットの端部から放射状に延びる山折りと谷折りを含む複数の折曲線が付されており、指示通りの折り曲げにより2つの肩当接部がフック部の基端から離れるにつれて徐々に前後方向の厚みが増す立体的な形状に形成され、衣類をコンパクトに梱包しつつ配送先での中蓋部の組み立てにより、スーツ等の立体的な肩部形状を再現・保持可能な衣類用梱包箱が開発されています(以下URL)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6554219/15/ja
関連する専門分野の例:機械工学(中蓋部の展開パターンから立体ハンガー構造を形成する幾何学的機構の解析、衣類の肩部を確実に保持するための3D形状の設計および構造的な強度の検証、折曲部の折曲線の角度や配置(山折り/谷折りのパターン)が肩当接部に要求される前後方向の厚みの変化と立体的な剛性を再現できるかシミュレーション、組み立てられたハンガーのフック部や肩当接部に想定される最大荷重を負荷した際の応力集中箇所の特定、紙材の塑性変形や破断を防ぐための紙材の厚さや構造の補強の決定)、材料科学(中蓋部(ハンガー)を形成する紙材の機械的特性(剛性、強度、耐久性)の評価、折曲部の立体形状が長期的な衣類保持に必要な耐荷重性を確保できるよう紙材の種類と厚さの決定、折曲部における複数回の山折り/谷折りの繰り返しが紙材の疲労に及ぼす影響の評価、ハンガー組み立て時の破断リスクを最小化する紙の繊維構造やコーティングの選定、組み立てられたハンガーの肩当接部に最大想定荷重(スーツの重量)をかけた際の変形量の測定)
(4)まとめ
全体としては、下着などの衣類に関する出願が多く、それ以外には決済処理などの各種情報処理に関する出願が確認されます(情報処理に関する出願はファーストリテイリングが多い)。
これらの出願につながる開発がおこなわれていることが予想されます。
3.6 共同出願人との開発例
共同出願人からはビジネス的結びつきがわかります。
技術によっては、開発をアウトソーシングしている可能性もあります。
各社の共同出願人(筆頭出願人)は以下のとおりです。
(1)ファーストリテイリング

詳細の説明は省略します。
(2)ワコール

詳細の説明は省略します。
(3)オンワード

詳細の説明は省略します。
(4)上記(1)~(3)(共同出願人)のまとめ
共同出願は多くないです。
4 開発に求められる専門性
上記3で示した特許分類≒開発人材に求められる専門性、だと仮定します。
上記各特許情報には以下の人材が関わっていると言えます。
・機械系分野(人間工学、機械工学、繊維工学、生体工学、生産工学など)
人体の動作特性および動揺特性の解析、衣類の体表への圧力分布と接触面積の評価、着用快適性と生理学的応答の統合的検討、衣類のパターン設計と身体の体型適応性の検証、伸縮接続部材の動的および静的力学特性のモデル化、パッドの特定可動範囲内での位置安定化機構の設計、接続部材の応力集中および疲労耐久性の解析、多層構造における要素間の相互作用と力の伝達経路の検討、人体の個人差(体型、左右差)に対する衣類の適応性の定量評価、動的状態における衣類の体形保持力とフィット感の相関解析、特定の部位における圧力変動および変形追従能力の計測、感温柔軟樹脂の特性を活かす低応力・低圧迫特性生地の選定、編織組織、糸種、および加工による生地の力学特性の制御、複合材料の通気性・吸湿性といった生理的快適性の設計、運動時の皮膚の伸長挙動と衣料の緊締力分布の適合性解析、男性の局部周辺の動的変位と姿勢変化に伴う皮膚伸長の解析、プロセス自動化・省力化の設計、厚地素材対応の生産設備と縫製パラメータの最適化などが求められます。
・材料系分野(材料工学、材料科学など)
機能要求を満たす高分子材料および繊維の選定と評価、熱圧着技術を利用した異種材料間の接合強度および耐久性の設計、積層構造全体の剛性と柔軟性のバランス検討、表面生地の肌触りおよび裏地と芯地の機械的特性の最適化、荷重に対する非線形応答特性の実現に必要な高分子組成の設計、生体温度における形状記憶・感温柔軟特性の分子レベルでの制御、複合シートの厚み、密度および界面接着特性の最適化検討、端始末不要な伸縮性テキスタイルの化学組成と繊維構造の最適化、生地と接着剤による複合構造の動的力学特性の設計、局部支持に必要な短尺生地端部の伸長回復力特性の設計などが求められます。
・情報系分野(情報科学、ソフトウェア工学など)
システムのアーキテクチャ設計、大規模データベースの構築と管理、データ連携プロトコルおよびAPIの設計、リアルタイム情報更新メカニズムの確立、位置情報変換および処理アルゴリズムの設計、モード切替を含む状態遷移ロジックの設計、決済機能のセキュリティプロトコル実装とテストなどが求められます。
・電気系分野(電気電子工学など)
無線通信システムの設計と検証、電磁界および電波伝搬特性の解析、センサー(RFIDタグやカメラ)のインターフェース設計などが求められます。
・化学系分野(環境工学、高分子化学など)
微粒子およびバクテリアろ過効率の定量的評価と基準設定、マスク内部の気流特性および通気抵抗(圧力損失)の解析、洗濯等の繰り返しの使用に対する衛生機能と構造の耐久性検証、体温付近で作動する形状記憶樹脂の分子構造設計、複合材料の要求特性を満たすポリマーの粘弾性挙動の制御、ポリマー鎖の柔軟性と熱的安定性の相関解析などが求められます。
・その他系分野(認知科学など)
ユーザーインターフェースの認知負荷解析、視覚情報(アイコン、サムネイル等)の知覚容易性検討、情報提示の階層構造と注意資源配分の最適化、記憶および検索効率を最大化する表示要素の設計などが求められます。
ただし、上記特許出願にあたっては、共同出願者やその他事業者に技術をアウトソースしている可能性もあります。
5 まとめ
衣類に関する出願、情報処理に関する出願が多く確認されました。これらの出願内容は企業によって傾向が異なります。
大学の専攻との関係では、機械、材料に関する分野が関連します(衣類に関する出願)。また、情報、電気に関する分野も関連することがあります(情報処理に関する出願)。
その他、化学などが関連する場合もあります。
本記事の紹介情報は、サンプリングした特許情報に基づくものであり、企業の開発情報の一部に過ぎません。興味を持った企業がある場合は、その企業に絞ってより詳細を調べることをおすすめします。
参考記事:1社に絞って企業研究:特許検索して開発職を見つける方法4
以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
<出典、参考>
・特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)にて公開されている情報
・会社四季報 業界地図2024年、2025年版 東洋経済新報社
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